2001年5月17日、南秋田郡五城目町から北秋田郡の上小阿仁村に越える馬場目林道の3度目の実走調査を実施した。
足は、当然チャリ(愛車:ルーキー号)。
同路線は、県道129号(杉沢上小阿仁線)に指定されているものの、これまでの2度の通行においては、致命的な廃道であった。
それにもかかわらず3度目の通行となったのは…、この道が萩形地区への決定的な近道だからである。
果たして今度はどんな惨状を見せつけるのか?!
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県道15号線の2車線の道から左に降りてゆくのが、県道129号線。 右の写真には、道の左に県道起点標識(これって、秋田にしかないの??)。右側に、白い林道起点表示が存在しているのが見てとれる。(ちなみにこの写真のみ、4月末のものだ。) にしても、いきなり20Km制限標識がある辺り、只者でない感じでしょ?! |
すぐに、臼内沢を渡ります。 この後しばらくは、この臼内沢沿いに展開します。 結構長い橋ですが、かなり老朽化している模様。 |
橋を渡ると、道はいきなり狭くなります。 年中湿っている感じの、薄暗い崖沿いの道になります。 所々退避スペースがありますが、それ以外では幅3.6mの、林道規格です。 この辺りは、1994年にはじめて通ったときから、舗装されています。 |
2本目の橋までは、入り口から約2Km。 短いながら非常に高いこの橋の下は、臼内渓谷です。 青く深い水面と、人工的に削られたような滑らかなV字崖は、一見の価値ありです! この橋を渡ったところから、右に支線と思われる林道が伸びています。(未実走) 左の道が本線ですが、ここであっけなくダート化します。 いよいよ始まりですね。 |
ダート化すると、今度は道はやや広くなり、渓流沿いを緩やかに進みます。 この辺りなら、簡単に舗装してしまえそうですが…。 必要無しですか? 晴れた朝だから気持ちいいですが、2年前には、ここで夕暮れを迎え、大変寂しい思いをした事が鮮明に思い出されます。 すすむと、県道におなじみのキロポストが出現しました。 一応県道です。 |
本線は、臼内沢沿いに続く林道(左、未実走)とここで分かれ、いよいよ山越えに入ります。 これまでの2回の実走時は、ここに車止めが置かれ、本線は通行止めになっていたが…。 今回は、意外な事に立て札一枚でした。 これはいけるかも?? と、ここで思いました。 通行止 これより先、作業中につき、一 般車両の通行は堅く禁止します。 文章自体は、赤字を多用し、禁止を強調していますが、ゲートが無いところを見ると、あまり真剣ではないようだ(←勝手な解釈)。 ま、禁止レベルは、2(緩やかな抑止)、程度かな(←自分に有利な勝手な解釈、しかも今作ったレベル)。 やー!続行!! |
登り始めると、砂利が流出し、走りにくいところあり。 これまでは、この辺りから、草生した廃道になっていたはずだが、今回は、快調。 のぼりはきついが、前回までの辛さを考えたら、へっちゃら感強し。 あの恐怖の中山峠では、この道に似てるなー、なんて思ったものだが、元祖のお株台無しね。 |
峠までの道のりは、ここまでとても順調。 普通に砂利が張られており、元々それほど勾配がきつい道ではなかったので、距離はあるものの、この辺りまで来ると、周りの景色も開け、とても気持ちよい。 2枚目の写真では、峠のある分水線を撮影。 おいっ、気持ち良い道に変身してるぞ、ここ! |
ややあっけなく、萩形臼内峠に到着。 海抜は約500m、入り口からは、400mのアップである。距離は9Kmであった。 ちなみに、この道が完全廃道であった時代の辛さについては、ここを参照していただきたい。(馬場目林道) 2枚目の写真は…、お分かりだろう。 説明は要らないはずだ。 説明は、したくない…。 ヒルの出る山では、これは必要なチェックなのだ。 さ、無事も確認したし、気持ちよく下りまショーーー! |
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