造林地の苦闘
だが、余裕混じりで峠の切り通しから脱した私は、目の前の景色の余りの変わりように立ちすくんだ。
ぎゃー。
私が、もし冷静なら、この場面ではチャリをまず静かに置き、単身高台に登るなどして、周囲の地形を窺ってから、進路を求めたことだろう。
10分経過。

藪マックス!
下りに転じているが、それほど急でもなく、余りの藪ゆえ漕がねば進めない。
チャリに絡まって無惨な姿になった蕨や、その他雑多な植物達。
久々に見る「クワノミ」だ。
10時24分、まだ不快な藪道が続いていたが、下りの勾配はいよいよ角度を増し、沢に落ち込み始める。
最終難関、橋無き川
10時30分。


中茂林道から国道へ



