その8線路と道路が共用?! 新五十川トンネル2003.3撮影
 山形県西田川郡温海町



 温海町の五十川いらがわは、日本海に面した小さな集落だが、国道7号線とJR羽越本線という幹線が、並走している。
写真は、山間部から五十川に下ってきた県道61号線が、国道7号線の旧道に合流する地点。
この五十川の河口部が、五十川集落の中心部である。
鉄道の架線が見えているが、その向こうに現国道が、海岸線ぎりぎりを通っている。


 先ほどの場所のすぐ傍、五十川を渡る鉄道の橋梁の下をくぐるとき、五十川駅側に、気になるものが見えた。
気になったので、接近してみて撮ったのが、この写真。

 ここは、小ネタ集だが、個人的には、大ネタ級の驚きがあった!
確かに、こいつは一発ネタだろう。
でも…、
でも、線路と車道が一体になったトンネルって、…前代未聞!!




 興奮に身を任せ、トンネル前の急登攀を一息で乗り越えて、進入。
やっぱり、鉄道と道路が、一つのトンネルを仲良く共用しております。
どんな経緯で、こんな状態になったものなのか…?
“鉄”に詳しい人、どうか情報をプリーズ!
複線用の幅があるトンネルを、何らかの計画変更によって車道とシェアすることになったのか、それとも当初からそういう設計だったのか??
興味は尽きません。



 トンネルは僅か30mほどで、そこを抜けると車道はまもなく、一軒のお寺兼住宅の前で終点を迎えます。
どうやら、このお寺兼住宅さんの、専用道路のようでもあります。
鉄道のほうは、お寺兼住宅の正面に五十川駅のホームがあります。
ちなみにこのトンネル、上り線専用のようで下り線は、写真の左隅に写っているレールを通っています。



 そんなとき、なんと羽越線の普通列車が入線してきました!
グッドタイミング!


…ほんと、一発ネタでしたね。
でも、珍しくない?






 最近、「電車でGO!」シリーズにはまっていたり、ちょっとずつ鉄分が増え始めてるかも、自分。
「カッコイイナー」って思うだけで、知識が伴ってないんですけどね(笑)。
でも、私の山チャリと輪行には切っても切れない縁がありますし、実は通年ではかなりJRに貢献しているのでは?とも思うわけです。
2003.3.9作成
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