午前8時12分。
山行がかかつて遭遇したなかで、最も巨大な木造橋梁を渡り終えた。
やり遂げたという満足感はもちろんあったが、どうにも足がまだ地に着いていないような、奇妙な感覚が続いていた。
両足が、ぷるぷると小刻みに震えていることを、私は認めざるを得なかった。
その恐怖が、現実のものだったことを、体は素直に示していた。
だが、浮き足立っている場合ではない。
定義森林軌道は、まだ始まったばかりだった!
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