今回は、鎧畑ダムの建設に伴う玉川林鉄の路線付け替えによって誕生した道を辿る。
この付け替え軌道は、水没している旧軌道とは対岸、玉川の左岸に沿っている。
もちろん、昭和30年代には廃止されている訳だが、その大部分を現在でも容易に辿ることが出来る。
なぜならば、付け替え軌道はその大部分が、車道との併用軌道として建設されており、車道としては、軌道が廃止されてからもしばらく現役であったためだ。
いや、一部などは現在でも国道である。
ご覧頂く皆様においては、分かりづらくなって大変に申し訳ないのだが、一つ注意点がある。
今回と次回の二回連続で付け替え軌道を紹介するが、前回までとは異なる日付のレポートであるだけでなく、その進路方向もこれまで下流から上流方向であったものが、まるっきり逆となる。
これは、2003年9月11日の探索を用いてレポートを作成したためである。
ご理解頂きたい。
それでは、前回レポの到達点からは約5km北方の、秋扇湖上端付近、玉川大橋からレポを開始する。
詳しい位置関係は、右の図をご覧頂きたい。
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