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  [No.10777] 単 相 変 圧 器 …だろうか? 投稿者:加藤 隆   投稿日:2018/02/25(Sun) 19:03:04

森吉森林鉄道跡 探求編 その3 後半の
「単 相 変 圧 器 …だろうか?」について
既にどなたからかの情報がありましたら流して下さい。

単相変圧器について身近なものでご説明いたします。
家庭用の電力線は低圧(200Vまたは100V)なのですが、電力会社が
電柱を使って配電しているのは高圧(6000V)ですので中間に
電圧を変換するものが必要となります。
家庭からの電線たどっていくと必ず電柱にとりつけられた機器に
行き当たります。これが変圧器=トランスです。
(余談ですが電力の仕様により単相のものと3相の物があります。)
_↓_↓__↓ 
電圧を変える機器 圧と変を入れ替えてつなげると変圧器

この物体は定格5KVA  入力3000V 出力210/105V
単相変圧器=トランスの外箱の間違いありません。
(昔は電力会社の配電も3000Vでしたが今では低い方でも
6000V、ともすればそれ以上もあります。)
用途としては5KVAという低容量から動力(モータ等)ではありえず
トンネル用の照明程度のものと思われます(100W電球46灯程度)。
また、元の電源から距離が離れている為、たかだか5KVAとはいえ
低圧(200/100V)で配電すると電圧降下が多く実用に耐えず
高圧(3000V)で配電するのが道理となります。

中身がないので細かな事は判りませんが記事にある写真から
読み取れる部分を説明します。
”「日立」の社印だ。その下には、数字で「5」が刻まれている。”
この部分も5KVAのトランスであることを表しています。
金属のプレートは銘板であり、この器具の仕様が記載されています。
単相の下の「KVA」(キロ・ボルト・アンペア)は変圧器定格容量で
その右にある刻印がその数値なのですが5(?)読み取れないが
他の情報から総合判断すると5KVAとなります。
そしてその右の刻印はおそらく50で電源周波数を表しています。
次の段 PV.3450 3300 3150 3000 2850 は入力電圧で
3000V級の高圧線が直近迄来ていたものと想定されます。
このことからちょくちょく出てくる電柱遺構は電力線の電柱であったものと
想定します。電話線ではあのような高さ必要とはせず極論転がしでも
大丈夫です(あくまで極論です。通常電力線の1m位下に架設)。
次の段 2?0(おそらく210) 105 これが2次電圧です。
その右の刻印の SA 23.8 これが最大電流となります。
210V × 23.8A ≒ 5000VA=5KVA(Wではありません。)
詳しくは書きませんが交流では電圧×電流は電力になりません
だからVAが定格容量。
また、おそらくこのトランスは105Vでも23.8A最大です。
(単相3線式で両側に2.5KVAずつの可能性はある。)
この下の記載はおそらくIPV 3.05VOLT 25℃ 
インピーダンス電圧というもので専門家でも殆ど気にしなくて良い
内容ですが2次側を短絡させると定格の1000倍の電流が流れる
事を表しています。
その右側には昭和16年という製造年度、以降はシリアルNOの
類とおもわれます。

以上


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