築地市場が終了しましたが、私は市場そのものより「築地貨物駅」が解体されると思ってます。三角屋根で鉄道独特なカーブをしてます。かつては白い車体の鮮魚特急貨物列車が発着した貨物駅です。この先解体なるので写真撮影などは今週中位かもです。

40年前位、築地再開発・移転問題が始まったころ。市場で仕事してました。「レサ」って呼んでましたが鮮魚列車（とびうお号）とか、北海道からの野菜貨車とか…汐留駅から東京市場線を通って市場に横付けしてました。駅名は「東京市場駅」で駅舎もありましたし、旅行キャンペーンポスターなんかも貼ってありました。
　また東京市場線には、汐留駅出口の海岸通りと市場前の新大橋通に踏切がありました。特に新大橋通踏切では、列車が到着する時は、交通整理員が出てカオス状態の市場通りの踏切上での渋滞回避をして、晴れて列車の「お通り」となったのでした。
　ちなみに東京市場線跡は、銀座郵便局とベルサール汐留の間から首都高環状線の掘割（築地川跡）を渡り浜離宮朝日ホールの横を通って新大橋通へ出る道です。「東京市場駅」跡辺りは環状２号線になるので、跡形も無くなりそうです。

貴重な往時の情報ありがとうございます。文章からして賑いが伝わってきます。私は「築地貨物駅」と思い込んでいました。「東京市場駅」が正式名称の荷扱い駅だったんですね。「レサ」の呼称は列車魚の略号かな？。

> 貴重な往時の情報ありがとうございます。文章からして賑いが伝わってきます。私は「築地貨物駅」と思い込んでいました。「東京市場駅」が正式名称の荷扱い駅だったんですね。「レサ」の呼称は列車魚の略号かな？。

「レサ」は貨車の記号です。
「レ」冷蔵車
「サ」積載量17-19トン
という意味になります。

「レサ」は、鮮魚特急が冷蔵車のレサ10000形貨車で編成されてたので、そう呼んでました。
ちなみに、築地市場へは新橋駅から市場行の都バスがありますが。私が居た当時は、正門入ってすぐの現在は立体駐車場になっている辺りの広い通路の真ん中にバス終点でした。
　また昭和30年代以前、都電が市場の中まで乗り入れていた時代があったそうです。その名残りかバス停にレールを曲げた仕切りが有った記憶があります。　現在のバス以前の買い出し客用かと思っていましたが、貨物用だったようです。
参考HP　築地・小田原町
http://odawaracho.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-595d.html

>「レサ」の呼称は列車魚の略号かな？。
レサってのは貨車の形式ですね。
レ＝冷蔵車
ム14t - 16t
ラ17 - 19t
サ20 - 24t
キ25t以上
という事で24t積の冷蔵車の事ですね。
鮮魚列車である「とびうお」の名前が出てますが、レサ10000がずらっと並んだ専用列車です。
Wikipediaの「国鉄レサ10000系貨車」に写真が載ってます。

「レサ」について調べたら「高速貨車」の型式ですね。レサ編成での運行列車で「レサ」と呼称されていたようです。

夏休み期間など湯河原から築地まで通っていた時、この「レサ」の返し列車が湯河原を通過して行くのに良く会いました。
　コンテナ列車が一般的な今は100ｋｍ/ｈ越えの「高速」貨物列車は辺りまえですが、寝台特急と並行ダイヤで走るモダールシフトのパイオニア的貨物列車でしたね。
　「モーダルシフト」と言えば130ｋｍ/ｈで運行出来る佐川急便の「スーパーレールカーゴ」M250系電動貨車なんてのもありますね。

東京駅最後の定期SLは確か、鮮魚列車だった記憶が有ります、良く深夜に汽笛を聴いた記憶が有ります。

築地市場の貨物駅が現役時代の頃の記録映画が残っています。
hhttps://www.youtube.com/watch?v=5vztdSkSSz4
24分30秒頃からですね。

6分2秒辺りでは、荷札の「濱釧路発東京市場行」なんてのも映ってます。