うどん・そば・ラーメン自販機やハンバーガー自販機、トースト自販機はレトロ自販機の三種の神器です。かつてコンビニもファミレスもまだ無かった1970年代初頭に出現し始めて、70年代中頃に全盛期を迎えました。その後コンビニ、ファミレスに客を奪われて衰退してしまいましたが、1980年代中頃までは地方に行くと結構、生き残っていましたが、現在では機械が故障しても部品も無く、ほぼ絶滅寸前です。
しかし、ごく僅かではありますが、現在でも少数の自販機コーナーが各地で頑張って営業を続けています。特に群馬県には現在でも数軒のレトロ自販機コーナーが生き残っており、私のようなレトロ自販機マニア達が全国から巡礼に訪れています。w
「グーテンバーガー」は「マルシンハンバーグ」で有名な「マルシンフーズ」の子会社「マルシン マック」が製造販売していましたが、10年程前に会社を解散して撤退してしまったので、現在では入手不可能です。現在、稼働しているハンバーガー自販機で販売されているハンバーガーは各店舗がそれぞれに製造しているものと、あとは群馬県伊勢崎市のマルイケという会社が製造している「ビッグバーガー」のどちらかです。
カレー自販機に関しては島根県簸川郡斐川町の「コウラン」というゲーム&自販機コーナーに日本で最後の一台がありましたが、昨年の7月に故障して撤去されてしまったので現在は、もう稼働している機械はありません。その代わり徳島県に「ボンカレー自販機」が2台だけ生き残っています。
現役で稼働しているうどん・そば、ラーメン、ハンバーガー、トースト自販機はきっと、あと数年で絶滅してしまう可能性が高いと思われますので、実際にお目に掛れるチャンスは現在が最後の時代であると思います。
ある意味、レトロ自販機コーナーは廃道趣味にも通じるテイストがあり、皆さんも是非、実際に訪れて詫びた雰囲気を楽しんで頂きたいと思います。
画像は日本で唯一台、稼働している「グーテンバーガー」自販機がある群馬県富田町の自販機コーナーです。
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