道路レポ105 静岡県道416号静岡焼津線で紹介された大崩海岸。たけのこ岩トンネルと當目隧道の間の絶景区間が地すべりにより通行止めになっていましたが、10日ほど前にたけのこ岩トンネル前の作業基地まで行ってみると掲示板にこんな写真が。路盤が完全に抜け落ちてしまっていました。一方、この区間の代替で建設中の浜当目トンネルは残り掘削距離55m。貫通ももうすぐですね。當目隧道東口の家々は全て廃屋、浜当目トンネル開通後は當目隧道西口〜浜当目トンネル東口の間は恐らく閉鎖されてしまうでしょう。廃道踏破も高巻き・波打ち際への下降いずれも不可能な場所のため、この付近で絶景を楽しめるのは浜当目・たけのこ岩両トンネル間ほんの180メートルほどとなりそうです。【(仮称)浜当目トンネル工事】http://doboku.pref.shizuoka.jp/desaki2/shimada/hamatoumei/島田土木事務所のこちらのサイトでその他の写真や資料が見られます。
あの絶景ポイントが今やこのような姿になってしまったんですね。この崩壊した辺りって確か舗装し直しされていて、なのに路面が波打っていたような気がする。もしかして曰く付きの場所だったのかな?
垂直に切り立った断崖の中腹なので地形的に脆いのは確かですね。たけのこ岩トンネルを掘った時は最小限の迂回で済みましたが、今回は崩落箇所の前後も含めて危ないのと富目隧道が狭く歩行者・自転車の通行に難があるので長いトンネルで丸ごとの回避になったようです。
工事のサイトで、自転車、歩行者の通行規制を見ると迂回路の案内があるのですが、ここまで迂回する?と驚くような迂回ですね。歩行者で迂回する人いるのかな?安房峠が通行止めになったときの迂回を思い出してしまった。
ここは至近に迂回路がないのでしょうがない。通行止めを知らずに来る人は少なからずいるようで、少し前にも焼津側のバリケード前で立ち往生している自転車の人を見かけました。宇津ノ谷峠への迂回路を教えてあげると絶句。そりゃそうだろうなぁ。歩行者なら花沢から小坂まで標高300mの日本坂峠を超える手もあるものの、細い登山道です。悪天候時や夜間は厳しいですね。用宗駅と焼津駅の間だけ電車乗っちゃった方がいいでしょう。なお迂回路案内図の国道150号と1号を超える箇所に「信号を渡りましょう」とありますが、実際には朝比奈川沿いにアンダーパスがあるので交差点まで行かなくても大丈夫です。
焼津側がどうなっているのか、気になって見てきました。そしたら、・・・坑口らしきものが無い!静岡側から掘り進めてるようですが、最後は、この壁を、”どーん!!”って破って開通するのですかね。すげぇ気になる・・・。