|
撮影カメラ | S005 |
焦点距離 | 4mm |
測光方式 | 中央重点測光 |
ISO感度 | 238 |
シャッタースピード | 1/8秒 |
絞り | f2.8 |
|
|
初めまして。すごく興奮しながら拝見いたしました。 会津にも非道隧道や松野・慶徳隧道や会津鉄道の廃隧道のレポを読んで地元にもこんなすごい現場があったのか!と感心いたしました。実際に行ってみる程の勇気はないですが・・・。
今回お伝えしたいのはヨッキれんさんも恐れている酸欠についてです。 コウモリがいると安心できる、とか隧道猫(ハクビシン?)いれば酸欠の心配は低減という隧道レポを拝見しましたが、彼らと遭遇したところで酸欠の問題は解消いたしません。 23年9月30日第18刷・中央労働災害防止協会編集の「新酸素欠乏危険作業主任者テキスト」の80ページには「小鳥をはじめ、ねずみなどの小動物は酸素欠乏に対しては強い耐性を示し、人間にとっては致命的な低濃度でも小鳥ではとまり木より墜落しないので、酸素欠乏検知用には利用価値がないばかりでなく、きわめて危険である」 と示されております。 ジュウシマツの低酸素の状態における暴露の写真ですが、人間が「行動の自由を失い、全身けいれんを起こし死に至る危険」があるとされる(同テキスト19ページより)酸素濃度10%の状態でもジュウシマツは平然としています。 また、人間の呼吸とは案外ギリギリで行われており、最悪、酸素欠乏の空気を吸った「2秒後」には意識を失い、倒れます。ヤバイ、と思う間もなく死んでしまう可能性があるのが酸素欠乏症です。 田代隧道の、「3−2 旅客列車への追想」で「暑い」とおっしゃっていますが、これは酸素濃度16%を切った時の症状のひとつ、「体温上昇」にも当てはまります。酸欠注意の看板はヨッキれんさんも認めるように本物のようです。
これからヨッキれんさんはその探究心が求めるままにさまざまな廃な場所に赴かれると思いますが、酸欠に対する準備だけはぜひしていってください。体資本ですのでくれぐれもご自愛ください。
私が常日頃酸欠の恐怖におびえる仕事をしておりますので、ぜひその恐怖をおつたえしたかったのです。 差し出がましいようですが、お許しください。
|