風化が激しく、表面の文字が読み取りにくい石碑や銘板を解読しやすくするための手段として、以下2種類の方法をご紹介します。(既知であれば失礼)1.ステレオ写真を撮り、実体視する空中写真のように対象物に対して平行にずらした写真を2枚撮影し、写真のまま実体視したり、アナグリフを作成し赤青メガネを利用して立体視する方法。【参考URL】http://ooisivolcano.my.coocan.jp/volcano/anaglyph/anaglyph.htm2.石碑表面の凹凸をDSMデータにし、陰影処理で文字を浮かび上がらせる大量のデジカメ画像から自動的に石碑表面の凹凸をデジタルデータ(DSM)に変換し、それに陰影処理を施して文字を強調する手法。標高のデジタルデータ(DEM)を用いて地形の陰影図を作成するのと同様。【参考URL】http://dil-opac.bosai.go.jp/publication/nied_report/PDF/81/81-4uchiyama.pdf前者はお手軽ですが、後者はかなり専門的なソフトと手の込んだ処理が必要なので、ちょっと難しいかと思いますが、参考URLの画像を見ると絶大な効果を得られると思います。