アマゾンプライムでたまたま見た古い映画に興味深い橋が映っていたんですが(添付画像参照)林鉄の橋? ロケは1965年、現山梨市周辺らしいのですが、どなたかご存知でしょうか。もしかして場所的に三塩森林軌道とかそこらへん?
書き忘れました、「明日は咲こう花咲こう」というタイトルの1965年の映画です。画像の女性の方は吉永小百合さんです。この橋はかなりの高さがあるのにスクリーンの二人はにこやかに渡られている。床板が完全な状態なので、オブローダーがチャレンジすることのあるスッカスカの橋とは違って怖くない可能性もありますね。線路をよく見ると草が生えていて現役ではないっぽい(廃止直後?)ので、ある意味彼らもオブローダーか。
三塩森林軌道の下釜口の辺りのような気がします。20年くらい前まで、川の中に橋脚が1本残っていましたが道路橋の工事で取り壊され、現在は上流側の橋台のみ残っています。近くに、そろばん滝という滝もあります。
凄い、ここでほぼ間違いないのではないでしょうか。映画では林鉄橋から見下ろす形で川沿いに道路が通っていますが、これがそのまま現道ですね。ストリートビューで現存している林鉄橋台を見ても林鉄が道路より上を川ごと跨いでいたのが判ります。そして映画で道路を歩いている子供の脇に橋の欄干が見えますが現道でも正にこの位置に橋が架かっています。ここまで状況が一致している場所が他にある気がしません。
おお素晴らしい! 現地の特徴からしてこの場所に間違いなさそうですね。ありがとうございます。なお、個人のブログで既に失われた橋台の写真があるものを見つけました。http://cyuouline.la.coocan.jp/page029.htmlちなみに映画中ではこの橋以外にも山の中の道や集落のシーンがメインで、それらが実際どこら辺だったのか、気になるところではあります。ところで映画の橋を見ての感想・疑問なのですが- 橋の線路の土台に土が盛られていますが、普通はこんなことしないですよね? 廃止後に映画のシーンのように徒歩利用を考慮して土を盛ったとかなのかな。- 橋にあからさまな勾配がありますが、傾斜を利用して材木を運んでいたそうでむしろこうなっているのですね。 橋の高さなども。
> ところで映画の橋を見ての感想・疑問なのですが> - 橋の線路の土台に土が盛られていますが、普通はこんなことしないですよね? 廃止後に映画のシーンのように徒歩利用を考慮して土を盛ったとかなのかな。> - 橋にあからさまな勾配がありますが、傾斜を利用して材木を運んでいたそうでむしろこうなっているのですね。 橋の高さなども。丁度手元に昭和30年代発行の当該地域の地形図(五万分の一/丹波、御嶽昇仙峡)があるのですが、この路線は「林用手押軌道」と記載されていました。林鉄や橋の構造については全然知識が無いのですが、土台については手押軌道だったから元々この状態だった…のではないかと思ったりします。
>土台については手押軌道だったから元々この状態だった…のではないかと思ったりします。なるほど。確かに三塩軌道の場合はトロッコを馬で引っ張って上げたと書いてありますね。そのために土で均してあった(土で均せるような床板が存在)と。しかし、映画制作者の目にも留まったようなこの橋の情景、個人的にはなんとか保存できなかったのかなあと思ってしまいます。観光をお望みの場合は「吉永小百合ロケ地」とか宣伝したら全国から無数のファンが聖地巡礼したんじゃないかと。
いい加減くどかったらごめんなさい、映画を最後まで見たら(橋のシーンで止まってちゃんと見てなかった)もう少し橋の周りのシーンがありましたので画像を添付します。最初が橋を上流側から撮ったもの、次が橋の下の道のもう少し上流側、最後が橋は関係ないですが「そろばん滝」の近くと思われるシーンを。2番目の画像、今の道も上流側で右にカーブしているので、矛盾はないですね。林鉄の線路は橋を渡った後は画面左外の方へ続いている感じでしょうか。映画で、橋を映し込んでそこに登場人物を歩かせる、みたいなシーンは意外とあるような気がします。この映画ではこの橋が何度も映るので、映画製作者の人達も気に入ってたのかも。あと1965年でも意外と綺麗な画像が見られるんですね。自分なんかは「林鉄を知らない子供たち(今おっさん)」なので当時に近いものが綺麗な画像で見られるのは... 大袈裟かもしれませんが。以前、何かの映画で貯木場の作業シーンを見た気が... あれは何の映画だったかなあ。しかし日活グッジョブです。日活と聞くとロマンポル...シェしか連想できない世代ですがwこのぐらいの年代の映画を見直すことで、道路も含めた当時の風景を楽しめそうな気がしてきました。
自分もこの映画を見てみました。吉永小百合さんの映画は初めて拝見させて頂きましたが、うわさには聞いていたのですが驚くほど美形で、当時の人気のほどが窺えます。映画の説明では、ドタバタ劇と記されていましたが、とても良いストーリーで、最後には感動して号泣してしまいました。あぷろださん、良い映画をご紹介頂きありがとうございました。撮影場所のうち、地蔵松バス停は、焼山峠だと思います。映画では草原ですが、現在は樹木が成長して少し雰囲気が違います。建屋は無くなっていますが、祠は同じ場所にあり、横の松の形は全く一緒です。
お返事が遅くなりました。> 撮影場所のうち、地蔵松バス停は、焼山峠だと思います。> 映画では草原ですが、現在は樹木が成長して少し雰囲気が違います。> 建屋は無くなっていますが、祠は同じ場所にあり、横の松の形は全く一緒です。ストリートビューで確認しましたが、本当にその通りですね。よく気づかれましたね。あのロケ地は実際にはここなんだ、というのと、約60年の間に変わった部分と変わっていない部分があって面白いです。個人的にはこれからも古い林鉄などが出る映画を見てみようかなと思ってます。知られたところでは「網走番外地」「飢餓海峡」などがあり、そういうのを見るのも手ですが、予期しない映画も発見できたら。