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  [No.13125] 礼文島の三世代トンネル 投稿者:traveler   投稿日:2025/08/17(Sun) 15:29:51

礼文島にある新桃岩トンネルにはその名前から察する通り旧道があって、そちらに封鎖された桃岩トンネルが現存しています。
夏でもあまり草木の背が伸びない土地なのでこちらは遠景ですがハッキリと閉塞された坑口まで確認できました。

で、本題はここから先なんです。
どうも桃岩トンネルにもさらに旧道が存在してかつ旧トンネルまで現存していたとのことなんですが、2009年段階で香深側は石造りの坑口が埋もれかけ、元地側は落石ネットの中と中々な状況ではたして今でも残っているのか……。


  [No.13127] Re: 礼文島の三世代トンネル 投稿者:nc31f3t   投稿日:2025/08/19(Tue) 17:56:08
Re: 礼文島の三世代トンネル (画像サイズ: 1920×1440 1.3MB)

こちらが2017年夏の写真ですが、この時は通行止め扱いでしたがまだ桃岩トンネルは閉塞されておらず、アプローチの道路も残っていました。

その後2022年に当地を再訪した時は桃岩トンネルは閉塞されており、トンネルに向かうアプローチ路も廃道化工事で舗装が剥がされていました。

しかし、桃岩トンネルの上にさらに旧道旧トンネルがあったというのはびっくりです。
現道からすると旧旧道ということになりますが、桃岩トンネルよりさらに上のどこに通っていたのか?現地の地形を見てもぜんぜん想像できないですね。

礼文島には他にも島北部の高山植物園あたりに道道40号の線形改良による旧道跡があったり (こちらは航空写真を見ると道形がわかります) もしかしたら最北の廃物件かも?と思えるものがいくつかあります


  [No.13128] Re: 礼文島の三世代トンネル 投稿者:traveler   投稿日:2025/08/20(Wed) 01:30:25

ストリートビュー見た限り香深側の抗口はどうもこの鉄パイプ柵の先なのではないかなという感じがします。
航空写真もよく見ると道形らしき凹地が少々ありますので。
https://maps.app.goo.gl/UtnQ97Cz56xcnc2H9

元地側も昔は廃道を辿って旧トンネルまで行けたらしいのですがそのあたりがまさしく2014年に土砂崩れが起きた場所とのことで空いててもたどり着ける道があるのか……


> こちらが2017年夏の写真ですが、この時は通行止め扱いでしたがまだ桃岩トンネルは閉塞されておらず、アプローチの道路も残っていました。
>
> その後2022年に当地を再訪した時は桃岩トンネルは閉塞されており、トンネルに向かうアプローチ路も廃道化工事で舗装が剥がされていました。
>
> しかし、桃岩トンネルの上にさらに旧道旧トンネルがあったというのはびっくりです。
> 現道からすると旧旧道ということになりますが、桃岩トンネルよりさらに上のどこに通っていたのか?現地の地形を見てもぜんぜん想像できないですね。
>
> 礼文島には他にも島北部の高山植物園あたりに道道40号の線形改良による旧道跡があったり (こちらは航空写真を見ると道形がわかります) もしかしたら最北の廃物件かも?と思えるものがいくつかあります


  [No.13130] Re: 礼文島の三世代トンネル 投稿者:benetianfish   投稿日:2025/08/22(Fri) 07:30:24

確かに、1952年米軍撮影の航空写真を見ると、香深側は現在の電波塔へ通じる道が、ちょうど旧桃岩トンネル坑口上部で途切れているように見え(まさに75年撮影の航空写真でも見える短い分岐道、現在の地形図では徒歩道が90度折れる場所)、元地側も旧旧道(および大胆なヘアピンカーブの旧道)と思わしき道が旧トンネルの上部で途切れているように見えますね(旧旧道は75年版の写真ではっきり見えます)。

と、ここまで調べたところで、2009年に旧旧隧道を見つけたと言う記事があるのを数時間前に投稿された方がいますね。おかげで答え合わせができました(笑)。


  [No.13129] Re: 礼文島の三世代トンネル 投稿者:take   投稿日:2025/08/21(Thu) 16:37:05

他者様のブログですが、2009年の記事を見つけました。(すでにご覧になってるかもしれませんが)
在りし日の旧桃岩トンネルと埋もれかけた旧々桃岩トンネルということでしょうか。
https://psychic-wave.com/voyage_blog/2009/05/03/8099/

> 礼文島にある新桃岩トンネルにはその名前から察する通り旧道があって、そちらに封鎖された桃岩トンネルが現存しています。
> 夏でもあまり草木の背が伸びない土地なのでこちらは遠景ですがハッキリと閉塞された坑口まで確認できました。
>
> で、本題はここから先なんです。
> どうも桃岩トンネルにもさらに旧道が存在してかつ旧トンネルまで現存していたとのことなんですが、2009年段階で香深側は石造りの坑口が埋もれかけ、元地側は落石ネットの中と中々な状況ではたして今でも残っているのか……。


  [No.13132] Re: 礼文島の三世代トンネル 投稿者:nc31f3t   投稿日:2025/08/25(Mon) 23:30:43

おお、これは貴重な記事ですね。

旧旧道、旧旧隧道という話を聞いて、「言うて地形から考えても人道トンネルくらい?」と思っていたのですが、記事中の写真を見ると小さいながらも車道トンネルっぽい佇まいですね。

位置的に桃岩トンネルの直上に近い感じなので、浅い場所で崩落してしまったのでそのまま一手下に掘り直した。のような感じにも思えます。

桃岩側の坑口は自分の写真にある斜面の大規模崩落地にあたると思うので、現状では完全埋没。ということになりそうです。

(掘り出すモチベがあったとしても礼文島の場合島全体が利尻礼文国定公園なので、車道や遊歩道外の山林に突撃するのもいろいろ難しそうですし)

礼文島の廃道(?)としては、かつて礼文岳に登る登山道として内路からアプローチする現道ではなく香深井側に繋がっているルートがあったとのことですが、これも現在は影も形も無くなっています。


  [No.13133] Re: 礼文島の三世代トンネル 投稿者:traveler   投稿日:2025/08/26(Tue) 00:00:12

色々返信ありがとうございます。
ちょっと調べてたら追加情報があったので追記をば。

礼文町のHPに町の年表(下記URL)があったのですが旧旧桃岩トンネルは大正12年生まれだとか。
ニシン漁で栄えた頃のものみたいですね。

https://www.town.rebun.hokkaido.jp/hotnews/files/00002500/00002556/009.pdf