古地形図を閲覧や入手する方法はいくつかありますが、主なものは
1.地元の図書館へ行く (コピーを入手可能)
2.国土地理院測量部の閲覧室へ行く (コピーを入手可能)
3.国会図書館へ行く (コピーを入手可能)
1は、近くに2や3がない方にとっては手軽ですが、県立図書館クラスじゃないと蔵書していない場合もありますし、あっても地元のものだけです。コピーについても、図の半分までなどと制限が付いている場合が多いです。
2は、全国数箇所に国土地理測量部の閲覧室があります。首都圏だと千代田区の九段下にあり、私は毎月のようにそこへ通っています。筑波にもあるはずです。検索すると全国どこに閲覧室があるか分かると思いますが、これもまた関東の閲覧室以外では、その測量部が管轄している地方以外のものは閲覧できなかったと思います。しかし蔵書量は完璧で、歴代発行された全ての地形図を所蔵しています。
閲覧はPCの画面で行えるのでとても便利で楽です。
入手については独特で、正しくはコピーではなく「謄本」と言ってより上質(極めて綺麗な複写、用紙のサイズも原寸通りの「柾版」、ただし多色刷りも白黒になります)ですが、1枚500円程度かかります。郵送も可能です。
3.国会図書館が東京と関西にありますが、少なくとも東京館にはほぼ歴代全ての地形図が所蔵されていまして、閲覧と複写が可能です。
メリットは、複写が安い(柾版をB2の用紙に正縮尺で白黒複写した場合でも100円程度)ことと、郵送で入手出来ることです。私は専ら2で内容を確認して、欲しいものを自宅から3に注文しています。申し込みから到着までは1週間程度です。
デメリットは、国会図書館の会員証が必要であること、閲覧のためには結構な時間を待たされること、資料の品質がたまに悪いこと(書き込みや破れ、色褪せ、焦げなど)などですが、私はそれでも頻繁に活用しています。
みなさんの幸せな古地形図ライフをお祈りしています。