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  [No.5181] 営林署の電話と記号について。 投稿者:廃札主任   投稿日:2010/08/20(Fri) 18:49:19

私は地方鉄道で駅員をしていた経験があるのですが、あの電話機は当時
使用していた「鉄道電話」と呼ばれるものにそっくりです。
本文中に出てきたように専用回線で駅間を直通でかかるのですが、厄介
なことに一回線ごとに一台の電話機が必要で、大きな駅などでは画像に
あった電話がずらーっと並んでいました。この電話機仕組みはよくわか
らないのですが、手元の電話機の手回しハンドルを回すと、相手方の電
話機の呼び鈴が発信者側のハンドルの動きに合わせてなる様になってい
ました、前述のように電話機が多数並んでいる駅ではどの電話機がなっ
ているのかわからないので、この構造を生かしてそれぞれの駅ごとに決
めた呼び出し音で、どの駅からの電話かを区別して使用していました。
壁に貼られたモールス信号のような記号は、その呼び出し音の一覧表で
はないでしょうか?
なお、この電話自体は閉塞の確認などではなく主に業務連絡用として使
っていました。地方鉄道と森林鉄道では違いがあるかとは思いますが、
ご参考までに・・・。


  [No.5182] Re: 営林署の電話と記号について。 投稿者:ヨッキれん   投稿日:2010/08/20(Fri) 18:54:14

ハンドルを回す緩急を記号にしている可能性があると言うことですね。
全く考えもしませんでした。
貴重な証言をありがとうございます!


  [No.5183] Re: 営林署の電話と記号について。 投稿者:廃札主任   投稿日:2010/08/20(Fri) 19:05:53

先ほどの書き込み記憶をたどって書いたので少々あやふやだったのですが、よく思い出してみるとひとつの回線で複数箇所と通話でき呼び出し符号で発信者と相手先の区別ができるものもあったような・・・。
↓調べてみると大井川鉄道で現役の鉄電とその符号が載ってるページが見つかりました。
http://www15.plala.or.jp/hidekih/magnet_tel.html


  [No.5184] Re: 営林署の電話と記号について。 投稿者:ヨッキれん   投稿日:2010/08/20(Fri) 19:44:50

> ↓調べてみると大井川鉄道で現役の鉄電とその符号が載ってるページが見つかりました。
> http://www15.plala.or.jp/hidekih/magnet_tel.html

おおおっ!
 早速サイト内の記述に引用させていただきました。
未だに現役とは驚きですが、大井川鐵道と千頭林鉄は兄弟みたいなものなので、電話の用途は間違いないでしょうね。
あとは、閉塞の連絡もこの電話で行っていたかどうかが、不明です。


  [No.5185] Re: 営林署の電話と記号について。 投稿者:Geo2000   投稿日:2010/08/20(Fri) 21:41:30

> 未だに現役とは驚きですが、大井川鐵道と千頭林鉄は兄弟みたいなものなので、電話の用途は間違いないでしょうね。
> あとは、閉塞の連絡もこの電話で行っていたかどうかが、不明です。

記事のコメントに,手回し電話は(オンフック)先にハンドルを回して発電と書きましたが,閉塞用電話(電鈴合図)は受話器を上げてから回していた(片上鉄道など)記憶があります。その音(受ける方)は,例えば「チン-間ーチン,チン,チン」のようにパターンがあったようです。ただし,レポートの中の電話機が該当するかは不明です。


  [No.5191] Re: 営林署の電話と記号について。 投稿者:通信やさん   投稿日:2010/08/21(Sat) 10:40:01

鉄道には全然詳しくありませんが、電話の方は判るので。
交換機が無い場合の磁石式電話機の使い方ですが、まずACコードみたいな銅線2本が1対になった線を1本終点から終点まで引きます。駅などの電話が必要な箇所では、電話機をつなげますが同じ1本の線につなげます。
鉄道みたいに直線的につながり、その途中途中に電話機が必要な所がある、というのは線を1本引けばよい、交換機無し磁石式電話と相性が良いです。

電話機についているハンドルを回すと中の発電機が回って交流約50Vが発生します。この交流が流れると、電話機のベルが鳴るのですが、1本の線ですから全部の電話機が鳴ります。これではどこ宛の電話でどこが取って良いのか判らないので、符号を付けて緩急付けてハンドルを回し、ベルの鳴り方でどこ宛の電話か判るようにします。

線が1本しかありませんから、1度に使えるのは1組だけです。なのでまず受話器を取って会話が聞こえないか(誰か使っている人がいないか)確かめる必要があります。それからハンドル回して呼び出す、というのが普通の手順です。(もし、電話機を1本の線に沢山つなげず、1組ごとに線を用意すればこの確認は不要になるので、ハンドルはいつ回してもOKです。)
発電機とベルは線に直結してますので、フックスイッチは関係ありません。とにかく回せばいつでもベルが鳴ります。フックスイッチは受話器のためのスイッチです。受話器はつながり放しだと常に音を拾う/音を出してしまいますので。

ハンドル(発電機)はベルを鳴らす交流50Vを発生させるだけなので、通話に必要な直流電源は別に必要となります。それがあの四角い平5型通信用乾電池です。充電できませんから蓄電池じゃないですよ。中身は家庭用乾電池の超でかいやつです。でも衆知のとおり家庭用乾電池だって液漏れはしますから触らなかったのは正解だと思います(^^;)。


  [No.5189] Re: 営林署の電話と記号について。 投稿者:廃札主任   投稿日:2010/08/21(Sat) 09:04:21

ありゃ、補足として書こうと思ったこと既に他の方から情報着てますね。

というか、掲示板じゃなくコメント欄使ったほうがよかったかな・・・。


  [No.5202] Re: 営林署の電話と記号について。 投稿者:☆彼方☆   投稿日:2010/08/24(Tue) 00:27:47

同様の電話は鉄道以外でも使われていたようです。
30年くらい前に松本電鉄バスで車掌のアルバイトをしていたのですが、現在の釜トンネルができる前の旧釜トンネル時代に、中の湯・釜トンネル上・松電上高地営業所を結ぶ電話が設置されていました。
3地点ですから、モールスのような符号ではなくて、「上高地を呼び出す時はハンドルを3回回す」というような張り紙がしてあったように記憶しています。
釜トンネル内で馬力の小さい車がエンコしたような時、信号が青でも車が入っていかないように連絡するのに使っていましたね。