三月末でうちの田舎にある
十和田観光電鉄鉄道線が廃止になります
高校時代は通学で使ったことありますので
この前田舎帰った時、乗りおさめに行きました。
以前から「沿線補助が無いと廃止」という
何度か繰り返されてきた話ですが不況続きの東北では
もう沿線自治体にも体力が有りません。
又、ほぼ並行して県道に自社バスを走らせており
通学もスクールバスの運行を委託されているので
沿線では鉄道がなくなって不便を感じることは少ないです。
特に保存廃止反対運動も無かったと身内から聞いています。
只、これが当初計画の十和田湖湖畔または、
免許がとれていた焼山温泉郷や七戸まで伸びていれば
違ったかもしれません。
五戸の「南部鉄道」と七戸の「南部縦貫鉄道」を結んだ
路線の計画もあったそうです。大昔の壮大な計画では
十和田湖湖畔から小坂町へ抜ける話もあったとか・・・
今回廃止理由のひとつが「三沢駅に特急が止まらなくなる事」
今、十和田に対しての玄関口は
「八戸駅」「七戸十和田駅」の新幹線駅と変わってしまい
皮肉にも新しく鉄道ができた事が廃止理由にもなりました。
まあどちらからも十和田市に対しては自社バスを運行しており
公共交通の空白地帯は免れましたが・・・
既に沿線住民も車がメインの生活、駅への送り迎えも
新しい両駅が玄関口となった今、今までの存在意義を考えると
「使命を果たした」というべきだと思っています。
本当にお疲れさまでした。