私は足の怪我をして以来、衰えた足を鍛え直すため、夏場のみですが、谷川連峰の蓬峠越えをしています。18キップで東京から日帰りをするため、8時間50分という時間内に土合土樽間を踏破しなければなりません。毎年ルートが崩落したりして変化してしまうので、ルート調査から始め、両端から先ず徐々にルートを峠に近づけて、最終的に条件の良い日に峠を越えます。ほぼ週一回のペースで出かけていますが、実は峠の小屋に泊まればどうってこと無いコースです、時間の目安は登り5時間下り3.5時間です。
群馬県側のルート調査の帰りに、よく清水国道を下ることがあるのですが、あの崩落して足の踏み場を探しながら歩くところを、こともあろうに16時過ぎに清水峠方面へ、手ぶらで行こうとていた中年男性2名がいました。道を下ってくる私に「この道はどこまで続くんですか」と尋ねてくるのです。あまりにも唐突だったので、清水峠です。と答えましたが、いまいちピンと来ないみたいで・・・もう日が暮れますよ戻ったほうがいいんではないっすかぁ・・・というと。ちょっと先まで行って引き返しますとのこと。私はそのまま分かれて約10分ほどで芝倉沢出合の崩落場所まで来ると、先ほどの2人のものと思われる手提げカバンや袋がありました。崩落場所を越えるために邪魔になるので置いていったのでしょうか。しばらく様子をみて待っていたのですが、戻ってくる気配もありません。土合18時過ぎの電車が上り最終なので、乗り遅れないよう途中から、湯檜曽川沿いの新道に下りて土合へと向いました。彼らはロープウェイのところまで車で来たのでしょう、足回りもスニーカーみたいでしたし、天神平へ行ったついでという感じでした。地図はロープウェイ口に置いてあるパンフレット程度のもの。彼らはまともに帰ってこられたのでしょうか・・・。また地図といえば、スマホ地図で山に入る人が居ると、登山指導センターのHPで嘆いています。自然を恐れるという思いが、あまりにも希薄になってしまっているのではないでしょうか。
まあ、何度も危ない場面に遭遇してるであろう、よっきれん(なれなれしくてゴメン)なら充分身にしみてると思いますょ(^_-)−☆
対策は万全かな?