> > フロントのフォグランプとは関係なく独立したランプですが、・・・
> 補助前照灯とは別にスイッチが有ると言う事ですか?
保安基準では独立して点灯/消灯できなければいけないのでスイッチ機能としては別ですね。
(物理的に一体型スイッチ形状なのか個々に独立したスイッチなのかはまた違う話ですが。そちらは規定されていません。)
ちなみに今は「補助前照灯」という名称は無くなり「前部霧灯」になりました。
そしてリアフォグランプは保安基準では後部霧灯と呼ばれます。
現在の後部霧灯に関する基準は以下のURLに書いてあります。
http://www.mlit.go.jp/jidosha/kijyun/saimokukokuji/saikoku_207_00.pdf
これを満たさないと車検に通りません。
色々書いてありますが、点灯、消灯に関する基準を判りやすく書き直すと以下の
通りになります。(1)-(3)は全て満たす必要があります。
(1)ヘッドライト、あるいはフロントフォグライトが点いている時のみ点灯できること
(2)ヘッドライト、フロントフォグライトが点いていても消灯できること
(3)以下(a)(b)のいずれかを満たすこと
(a)エンジンを止めてドアを開けた時にリアフォグが点いていたら警告音が鳴ること。
(b)ヘッドライトあるいはフロントフォグライトを消しても点灯する場合、テール
ランプは点いていること。 テールランプを消した場合、再度ヘッドライトあるいは
フロントフォグを点けても、手動で点灯操作しない限り点かないこと。
(1)と(3)-(b)が矛盾しているようですが、(1)はあくまで「点灯させる時」の条件なので、
1回点けてしまえば、その後ヘッドライトorフロントフォグを消しても、そのまま点いて
いて良いことになります。 そして(3)はどちらかを満たせば良いのでさらに判りやすく書けば
・リアフォグ点きっぱなしで降りた時に警告音が鳴る
・ポジションランプにしても点いたままで、ポジションランプも消したら消える(再点灯は手動操作)
のどちらかであれば保安基準的にはOKです。((1)(2)は満たす必要あり)
なんだか複雑な基準ですが、保安基準は古い車が基準違反にならないように配慮されながら
改訂されるので、そのせいだと思います。
(配慮されるのは自動車メーカー直々の標準装備品についてです。後付けの社外品に対しては
当然配慮されませんし、また後付け社外品も保安基準を満たさないと当然車検に通りません。)
で、私的にはここからが本題(笑)で、フォルクスワーゲンゴルフの話になりますが、ゴルフの
場合、ライト系は一体型スイッチになっており、フロントライトONの状態で一段引くとフロント
フォグON, さらにもう一段引くとリアフォグもONになります。引いた状態ではポジションランプ
にもできないので、リアフォグ点いてるときにはフロントフォグ、ヘッドライトとも必ずONです。
私の知る限り少なくとも1997年のゴルフIVからそうです。
あと、保安基準を読むと判るのですが、リアフォグは2灯以下で、1灯の場合は中央もしくは車体
右側にあること、とあります。で、ゴルフは右側に1灯だけついているですが、左側の対称位置は
バックランプ(後退灯)になっています。 バックランプが左1灯しかないので、ガソリンスタンド
などでバックしたら「バックランプ片方切れてますよ」と言われた、というのはゴルフ乗り
の間で良く聞く話です(笑)。近年のゴルフはほとんどあらゆるランプに球切れセンサーが付いて
いるので球切れに気付かない、ということはほぼ無いです。
まあ、さらに最新のゴルフはどんどんLED化しており、そもそも球切れにならなかったりしますが…
> では、好天時に点灯する意味って何なのでしょうか?
それはその人に聞いてみないと判らないですが(^^;)、保安基準どおりの装備であれば、
わざわざ点灯させない限り、知らずに点きっぱなしになっちゃうことはまず無いのではないかと思います。
ちなみに私がリアフォグランプ使ったのは、この10年ぐらいの間で、もの凄い濃霧に出会った
2回ぐらいだけです。無くても困らないのですが、欧州ではリアフォグ装備が義務づけられている
国があるので欧州車には大抵付いてますね。