静岡県清水市と土肥を結ぶ県道、223号が今月12日開通しました。
・・・といってもパイパスの建設や既存道の県道指定ではなく、なんと海上県道。この区間を
運航する駿河湾フェリーを県道指定としたそうです。以下URLの読売新聞記事から引用。
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駿河湾を横断し、清水港(静岡市清水区)と土肥港(伊豆市土肥)を結ぶ海上ルートに
ついて、県は12日、「県道223(ふじさん)号」に認定した。
県は「富士山が海から見られる県道」として観光振興に生かすとともに、今年6月に
可否が決まる富士山の世界文化遺産登録に向けた機運を高めたい考えで、川勝知事は
「(登録に向け)追い風になり、素晴らしい」と期待を寄せている。
県道の正式名称は「県道清水港土肥線」。総延長30・9キロのうち、30・2キロが
海上区間となり、「エスパルスドリームフェリー」(静岡市)が「駿河湾フェリー」(片道
約65分、1日4往復)を運航している。
県によると、こうした海上県道は昨年2月の調査時点で三重県や山口県など全国に
5路線あるが、観光振興を目的として認定するケースは全国初だという。県議会2月定例会で
県道認定に必要な条例案が議決されており、県は12日付で正式に県道に認定した。
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静岡県道223号は1994年まで現・77号川根寸又峡線の千頭〜寸又峡間で千頭停車場
寸又峡線として使われていたのですが、77号に再編されてからは空き番になっていました。
駿河湾フェリーも当初と比べると減便や減船で厳しい状況にあるのですが、何とか
頑張って頂きたいものです。