千頭林鉄の本を買った。写真が豊富で,大変興味深い内容だった。車両の写真だけでなく,当時の器機や道具や仕事の様子など,まさに現場に関わった人でなければ作れない本だ。
写真と文章で林鉄の運営方法が具体的に説明されている部分も面白く読めた。当時の,山の中の特殊な鉄道であっても,一般の鉄道のような運営・管理がされていたんだなぁ。
初めてチェーンソーが導入されたのが昭和32年だったというのを聞くと,それまでは伐採も,車両への積み込みも手作業で行っていたことを思うと唖然とする。
などなど,2千円で買える本としては内容が充実し過ぎている。この著者には既に4冊程千頭に関する著書があるそうだが,残念ながら一般販売はされてないそうだ。出来れば読んでみたい気がする。
最近出版される林鉄関係の本は内容が非常に充実したものが多く,有り難い。
皆さんも是非手にとって読んで見て下さい。