この掲示板への書き込みは、管理人の承認後に公開される設定です。
問題のない書き込みは通常48時間以内に反映いたしますが、管理人の都合によりこれ以上遅れる場合があります。
また、次のような書き込みは公開しない場合があります。
 【作者が独り占めしたいオイシイ情報】【誹謗中傷やプライバシーに関わるもの】
この掲示板にはバグがあり、承認以前に同一IDから複数回書き込みをされた場合、最新以外の書き込みが消滅してしまいますので、公開前に連続して書き込みをなされませんようお願いします。
なお書き込み非承認の際の個別連絡はしておりませんのでご了承ください。


山行が 掲示板
このフォームからは投稿できません。
name
e-mail
url
subject
comment

[新規順タイトル表示] [ツリー表示] [新着順記事] [留意事項] [ワード検索] [過去ログ] [管理用]

  [No.3488] Re: 戸隠バードライン 投稿者:のら猫   《URL》   投稿日:2009/07/17(Fri) 06:32:57

> > 大傾斜しながらも自家発電で数日送信を続けていましたが
> すごすぎる・・・。

SBC・NHKサテライトは、地滑り発生のその瞬間、SBCの管理者が整備中でした
一週間ほど前から傾斜が始まり、万一に備えて送受信設備のメンテナンスと非常用電池・自家発電装置の整備をしてこれで帰る…という瞬間に送電線が切れて停電・自家発起動
直ちに本社に無線連絡して車に戻ろうとしたのですが既に崩落が始まっていて無理、持ち込んだ測定器類や工具類をサテライト局舎内に残して(下世話な話ですが、測定器一台で数百万円なんて代物です)徒歩で退避するも落石激しく、大災害の発生を連絡、ラジオカーの出動を依頼してから崩落してきた蓋付の側溝の中にもぐりこんで体を守ったそうです
一時は「家族に宜しく伝えてくれ」とまで送信してくる状況でしたが、2km少々離れた本社から同僚が取材用のヘリにロープを積んで離陸、限界ぎりぎりの超低空飛行で捜索、「ヘリの爆音が聞こえるか」の問いに「落石の音が激しくて聞こえない」といった状況の中辛うじて発見、吊り上げて救助するといった一幕もありました
この技士の方はもう退職されてしまい、連絡先がわからないのが残念、崩落の瞬間までバードラインに居たわけで貴重な話が聞けそうなのですが…

> > 帰省した直後、状況がわからないまま地滑りに巻き込まれました
> ご無事でなによりでした。

バードラインが通行止めになっていることも知らなかったんですよ
頭の上が随分静かだなとは思いましたけど…
ただ、湯谷団地の一番奥の通りへ行ったらH鋼を打ち込んで石を詰めた蛇籠をならべてあったので「やっぱり無茶な造成したからなぁ」とは思いましたが…
前日にその蛇籠の間から茶色い水が湧き出していたのでヤバイなとは思いましたが、山全体が崩落するとは思いませんでした
これは専門家も予測できなかったようで、この蛇籠の近くには信州大学の土木関係のY教授もお住まいになっていました
(で、その家も全壊しました)

> 資料を調べている時に感じたんですが、バードラインは、いろいろ
> と複雑な背景を持つ道路だったようですね。ヨッキれんさんの濃密
> な調査に期待しています。

ヨッキれんさんのお気に入りの三島みっちー(笑)氏は一役人として色々やりましたけど、バードラインや湯谷団地は一人が暴走したのではなく、長野県という組織が「やっちゃった」訳で、これは後の裁判でも「やっちゃった」について認められていますね
道路を通すためには山を削るだけではなく(これだけならよほどのことをしない限り大規模崩落はまず生じません)、谷を埋めて地下水脈まで変わってしまったわけで、これが致命傷だったのではないかと思っています
発生直後、サテライトのあった付近の崩落箇所の断面を見たら、V字型に色の違う土砂が見えていたのが印象的でした

> 探索時に「いかにも」な風景を見かけたので貼っておきます。

現役当時のこの看板、なんとなく記憶にあります
幾つもありましたから、どれなのかは判りませんが…

今の感覚ではヘアピンカーブの続く山道なんでしょうけど、当時は快適な観光道路という印象でした
直線区間になると、よく白バイが隠れていたり、当時最新鋭の電波式ネズミ捕りをやっていたのも懐かしい記憶です


- 関連一覧ツリー (★ をクリックするとツリー全体を一括表示します)

- 以下のフォームから自分の投稿記事を修正・削除することができます -
処理 記事No 削除キー