[掲示板へもどる]
一括表示

  [No.5218] チリ落盤 投稿者:Dr_Robot_K   《URL》   投稿日:2010/08/25(Wed) 22:43:48

管理人様、本掲示板をおかりいたします。
山さ行かねがをご覧の皆様
ニュースなどですでにご存知かと思いますが、チリ炭坑で落盤事故がありました。33人の作業員が地下700メートルに閉じこめられていますが、奇跡的にも生存しています。
 現在地上と彼らを結ぶのは15センチの竪坑のみで、そこから食料や医薬品、通信回線などの差し入れがされているようですが竪坑を拡げ救助するまでには4ヶ月程がかかるとのことです。
 坑内は重機などもある程大きな穴ということで、田代隧道のような狭さはないようですが、僅か700メートルの地面の壁の前に長期戦が強いられる模様です。
 既に救助活動が始められていますし、NASAには閉鎖環境下で生存するための協力がなされている模様です。
 地球の裏側ですが、日本のトンネル掘削技術を救援に活用できないでしょうか。もし、この掲示板をご覧の方で、救助協力できる技術をお持ちの方はおられらないでしょうか、また、ネットワークを通じて働きかけができる方がおられませんでしょうか。
地下に取り残された彼らの生還を願わずにいられません。


  [No.5224] Re: チリ落盤 投稿者:いれぶん   投稿日:2010/08/26(Thu) 22:42:21

自分には何も出来ないですけど、せめて日本から応援します。

> 地下に取り残された彼らの生還を願わずにいられません。
仰るとおりです。
自分からも、生還を願っています。


  [No.5245] Re: チリ落盤 投稿者:   投稿日:2010/09/02(Thu) 06:55:23

大深度の縦穴掘進となると、炭砿立坑の掘進現場の技術が現存すればいいんでしょうけどね。
釧路のコールマインさんは斜坑だし、残る小規模炭砿は、露頭堀。
立坑式の現場は現存なし。理屈は残っていても、既に現場技術者は逸散してしまっでいますからね。国内に残っている立坑の掘進技術というと暗渠・下水道か道路・鉄道地下化に伴うものくらいでしょうね。


  [No.5249] Re: チリ落盤 投稿者:珪素(仮)   投稿日:2010/09/03(Fri) 07:48:35

> 大深度の縦穴掘進となると、
・・・
> 立坑式の現場は現存なし。

近々開始が見込まれる工事、リニア中央新幹線の山岳を貫く部分にできるかどうか・・・でしょうか>大深度立坑
同線も都市部で走る”大深度地下”ったって,たかだか数十ないし百数十m,今回の救出坑は700mぐらい必要とのこと,規模が違いすぎですな。


  [No.5251] Re: チリ落盤 投稿者:かめ   投稿日:2010/09/04(Sat) 00:04:38

日本の大深度立坑だと、上越新幹線の中山トンネルにある「四方木立坑」が有名ですが、それでも372mです。
工事用で直径が大きいのに加え不良地山に悩まされたようで、完成までに4年半もかかっているそうです。

鉱山では「三井砂川炭鉱」(閉山)の中央立坑が710mの深さ(長さ)であったようです。
こちらも直径が大きいですから完成までには長い時間がかかっているのは間違いなさそう。

TBMだと構造上どうしても下から上に向けての掘削になっているようです。(48度の角度で1000m掘った記録はある)

温泉掘削でも数十センチ(30cm以下?)の坑を1500mとか掘るのに随分と時間がかかるみたい。

直径70cm程であっても短時間で700m以上の立坑を掘らなければならないというのは確かにモノが違う感じですね。

現場では、70cm救助坑の掘削が始まっているようですし、他にもいろいろなアイデアが出ているという話もあります。
(崩落地点を迂回する迂回坑の掘削話が出ないのが不思議ですが、かなり地盤が悪いんですかね)

とにかくどのような方法でも良いので救助坑が貫通し、全員が無事に救助される事を願いたいです。


  [No.5253] Re: チリ落盤 投稿者:通りがかり   投稿日:2010/09/04(Sat) 08:21:33

結構深い立坑があるんですね。

http://www.rocknet-japan.org/JCRMN/RMN_050/RMN_050-3.htm

6m径で1,044mの深さとか、想像できないな。


  [No.5265] Re: チリ落盤 投稿者:   投稿日:2010/09/09(Thu) 16:35:08

深井戸の技術がありましたね。
http://www.kbsys.co.jp/page_foldar/Onsen_Idokozo.html
口径が小さければそれなりに掘進速度は速くする事ができるでしょうけど。

多分、下(地下)が

地層
空洞(坑道)
地層
空洞(坑道)……で一番下付近に人

と、地面のサンドイッチになっているでしょうから、重機械での力任せな掘進は地下を圧壊してしまうんで慎重な掘削が要求される分時間がかかるものと思う。


  [No.5330] Re: チリ落盤 投稿者:Dr_Robot_K   投稿日:2010/10/12(Tue) 21:17:03

皆様
チリの鉱山トンネル落盤事故の件、いよいよ救助が始まる模様です。

事故以来33人全員が生存しているのもすごいが、リハビリテーションも大変でしょうね。ガテン系の勇者たちの魂の強さに私は引き続き注目します。

詳しくは下記記事で。
「奇跡の救出」13日に開始 チリ落盤、発生2カ月余りhttp://www.47news.jp/CN/201010/CN2010101201000686.html


  [No.5331] Re: チリ落盤 投稿者:かめ   投稿日:2010/10/13(Wed) 13:03:47

まずは一人が無事に救助されましたね。
全員救助には48時間ほどかかるようですが、まずは良かった。

矢弦車(やげんぐるま)が回るの初めて見ましたよ。


  [No.5338] Re: チリ落盤 投稿者:Dr_Robot_K   投稿日:2010/10/14(Thu) 21:14:33

皆様、33人全員救助完了した模様です。
http://www.asahi.com/international/update/1014/TKY201010140002.html

この鉱山はこのあと、どうするのでしょうか・・・。現場である以上、危険と隣り合わせでありますが、トンネルの安全対策がなされるようにしていただきたいものです。

本スレッドを介して、鉱山技術・竪坑に関する話題が皆様から出ましたが、交通用トンネルのように水平方向への掘削技術と、鉱山用に用いられる垂直方向への掘削技術はかなり違うもののようですね。

事故発生当初、私は、日本のトンネル技術がチリ鉱山の救出にも応援に駆けつけられるのではと期待しましたが、今回、わが国の出番ではなかったようですね。

近代の技術史的にみると、日本は、狭い国土・山国であることから、道路・鉄道等の交通網・ダムなどの水路の整備に「横方向」へのトンネル掘削技術の進歩が進んできた反面、石炭から石油へのエネルギーシフトによって炭鉱の閉山等で「縦方向」へのトンネル掘削技術の発展の需要は減少、鉱山技術者もリタイアしたというように捉えております。

ともあれ、今回の救助が大きな成功で終わったことは喜ばしいことです。

> まずは一人が無事に救助されましたね。
> 全員救助には48時間ほどかかるようですが、まずは良かった。
>
> 矢弦車(やげんぐるま)が回るの初めて見ましたよ。


  [No.5344] Re: チリ落盤 投稿者:なまちゃん   投稿日:2010/10/16(Sat) 00:49:52

> 皆様、33人全員救助完了した模様です。

本当に良かったです。11度ですか?傾いた縦坑がうまくあそこへ抜けましたねぇ。ぜんぜん違うところに行っちゃったら全く合わない訳で。
あの縦坑はスカイツリーより深いんですよね。
スゴイ!

こんなときに国際救助隊がいれば、ジェットモグラで…。
不謹慎でした。失礼しました。