私にとって、何だかとても見慣れた風景の場所のレポが始まりました。
レポ序盤に登場する「飯島トンネル」と「小坪海岸トンネル」ですが、「飯島トンネル」は逗子側から走ってくると、トンネル自体が海に向かって下り坂になっており、さらにトンネルを抜けるとすぐに道が右コーナーで海岸線に出るので、逗子側から来るとトンネル越しの暗闇の向こう側に海面が見えて、まるでトンネルから海に向かって飛び込む様な景色が楽しめます。特に天気の良い日の夕暮れ時には、海面に夕日が反射して感動的な眺めに出逢える時があります。
昔の映画で「彼女が水着に着換えたら」と言うのがありましたが、この映画の冒頭で、結婚式帰りの主人公の織田裕二がこのトンネルを通り抜けると1980年代にタイムスリップすると言うシーンがありました。
それと、「小坪海岸トンネル」ですが、この隧道は逗子マリーナへのアプローチルートとなっていますが、20年位前に大きな台風による大雨が降った際に、当時は鉄板の波板で補強されていた逗子マリーナ側の杭口の土砂が大きく崩れたことがあり、ちょうど崩落の瞬間にトンネル内を走っていた一台の乗用車が下敷きになってしまった事故がありました。
その事故のあった日の夜に友人と現地を見たことがあったのですが、杭口を覆っていたブルーシートをめくると、白いAE86レビンが土砂に押されて潰れて来た杭口補強の鉄板の下敷きになって、まるでプレスされた様にペシャンコになっていたのを見ました。現地を通過するのが、あと0コンマ何秒かでも前後していれば事故に遭わずに済んだでしょうから、とても気の毒に思いました。
現在では、その杭口は見るからに頑丈そうなコンクリートの杭門で補強されています。