> あの状況で 重量制限3tもギャグに見えるけど
> そこに 車両だけで3トン超える(荷物積んでるんでしょうから、それ以上)
> イリュージョン? 通過できたのでしょうから
> 別な意味でも
> ヤベッテ!これはガチだろ。
1)写真に写っているトラックは実はモックアップであり、この写真は二居旧道の酷さを喧伝するためのやらせである。
2)写真に写っている多くの人々に答えが隠されている。木道区間ではときにトラックを分解してまでのマンパワーにより常時3t以下の荷重で人貨を通過させていたのである。
3)この写真の出自は昭和30年代に極一部において一世を風靡した異能の運輸集団「山さ越さねが」の活動風景の一コマである。どんな難路隘道にも愛車トヨタボンネットを持ち込み、日本全国の山越えルートを用い、あらゆる手段で物資を輸送する。太平洋戦争の生き残りとも道なき道にトラックで乗り込む真の阿呆とも言われた彼らの活躍も全国に隈なく広げられつつあった自動車交通網の前に次第にその価値を減じ、いつしか人々は「山越が」のことを忘れていった。
しかしながら平成の今日においても、最後まで「山越が」が活躍していたとされる東北北部を中心に「山越が」の目撃情報は絶えない。大雨のさ中の河北林道のダートをダンプで越えていった、南八甲田山中でナタを奮っているのを見た、上北鉱山奥の謎の穴の入口の扉の閂を外していた、網代沖でダイビングしていたなど、神出鬼没の様相を呈している。