『ORR道路調査報告書』のへなり氏が「道路コミュニティーは、まだまだ探索対象の保護という観点では未熟。」とのご意見を述べておられたこともあり、実際どのような結果が得られるか気になっていたのです。
元々当サイトは、完全公開を“売り”にしているわけだし、そんなサイトのアンケートに協力してくださる方と言えば、大方が完全公開絶対!という意見だと想像していたのですが、配慮があった方がよいという意見も少なくなかったです。
とは言っても、選択肢の文をご覧頂ければお分かりの通り、完全公開の選択文には敢えて「一切の配慮無く」と、私自身もちょっと行き過ぎと思われる表現を盛り込んだので、それで少し票を落とした可能性もあると思います。
本設問についても、多数のコメントを頂戴しました。
幾つか紹介すると共に、やはり私からもコメントを。
まずは、最大派閥「完全公開」派の方々のコメントです。
包み隠さずリアルなレポート、真実が知りたい。(*´д`*)
最も素直な意見だと思います。そして、最も多かった。
何かを知りたくてネットを旅しているわけですから、詳しい方が嬉しいのは言うまでもないことだと思います。
それがネットのあるべき姿のはずです。
私はそう思います。
あまりにも個人のプライバシーにかかわるなど問題がある場合は考慮すればいいと思います。
人間は基本的に自由なはずです(笑)
WEBサイトの本質を問う意見は、この他にも頂戴しました。
近年「ネット上の自由」というものが、まるで社会悪のようなイメージで報道されがちですが、インディーズ的な情報発信というのは、とってもピュアなネットの良さだと、私も思っています。
営利目的でもありませんし、あくまでも趣味の世界であり、実名を公開されている方々にも不利益が生じるとは考えにくいので、
これまでどおりでいいと思います。
設問が具体的で無かったのが良くなかったです。
誰か自分以外の個人名を挙げることは、実名公開を原則とするサイトとはいえ、控えます。
必要が薄いと思うからです。平沼義之が探索しても、ヨッキれんが探索しても、あんまり関係ないですよね。
ある程度公的なものについての実名報道を問うた設問でした。
実名公開の対象は、具体的には道路名や地名、それに、著名人名や商店名などです。
自分による再現の可能性。
地図で場所確認。文献などで後から歴史的な事実等の調査可能。
私からは遠い土地の話なので。
実際に探索をする場合のガイドとしての機能を期待する意見も、少なくなかったです。
また、読み物としてみた場合も、地名がなければ現実感を得にくいという意見もありました。
一方で、当サイトをガイドとして利用することを危険視をする意見もあります。
次の意見をご覧ください。
ただし 環境に配慮 荒らされる可能性のある場所や危険と思われたら (某)と名を打って知らせないのも 来客者の多いサイトの定め・・。
馬鹿な奴は 危険を帰り見ない。
これからは そー言う、お心遣いが必要な時期に来ているのでは?
自分が出来たから 他人も出来るとは限らないし。
危険を察知するセンサーも各自違うわけだから そーいった配慮を今後のサイトに期待します。
知りたかったら メールで直接聞くっつーのも手だしね。
完全公開を、条件付きで容認する意見です。
私の意見としては、「荒らされる可能性のある場所」というのは特定しにくく、サイトで紹介する以前から荒らされやすい場所だったら、もう地元の「荒らし」に荒らされているでしょうし、サイトで紹介するまでは殆ど誰も知らないような場所は、大方奥地であり、荒らすごとき下らぬ理由のために命をかける輩も少ないだろうと、楽観視しています。
問題は、「危険性」についての配慮ですよね。
こちらは、確かに由々しき問題だと思いますが、当サイトとしては、自己責任での閲覧・探索行動を約束できる方だけにご覧頂くようにサイトを修正することで対応しているつもりです。
「ヨッキれんのレポートで感じた以上に現地は危険だったぞ!」というお叱りは…許してください。
隠匿しても探し出して行く人は行くと思う。
隠匿するメリットはあるのでしょうか?
隠匿は「わかる人にだけわかる」という、なんだか、子供の仲間はずれみたいでイヤ(笑)
どうせ匿名にしても、探せば分かる。
だから、匿名にするまでもない。
なるほど。そうかもしれません。
ヨッキれんさん自身は、サイト内に記載されているとおり、ヨッキれんさん自身の責任のもとにバリケードを越え、探索されているのでありましょう。
もちろん私も、「自分自身の責任の範囲内で」そうしています。
これは不特定多数の、サイトをご覧になった方々とて全く同じことであり、たとえそれが土地所有者に対し損害をおよぼすような事態に発展したとしても、侵入した当事者と所有者の間の問題ではあるが、情報発信源である我々には何ら責任はないと思います。
「廃線跡紀行」の類の本が売られていますが、私が持っているとある1冊、その巻頭言の最後にこんなことが書かれています。
「地図を片手に、動きやすい服装で小さな旅に出かけてみよう」
表現がとっても軽いんです。
私有地への侵入は控えましょう。などとは一切書かれていません。
書くまでもないということなのでしょう。
そりゃそうです。小学校の道徳の本じゃあるまいし。
一般社会人として当然持っているべき常識です。
大変励みになります。ありがとうございます!
道というのは人が通るためにつくられているのです。
隠す必要はないと思います。
うーーん!一本筋の通った力強いご意見。
私も、そう思います。
道の通り方には、後付で色々なルール(道路交通法とか)が加わりましたが、そして、通り方が悪ければ罰則があったりもしますけど、道路を公開するのは、なんの後ろめたいこともないですよね。
「荒らし」は、確かに心配ですが、荒らしによって荒らされるもまた、利用されなくなった道の定め、廃景の一つだという考えもあります。
大概の荒らし(汚したり壊したり)は法律(或いは条例)にも違反する行為ですから、自分の責任でもやらないで欲しいですが。
続いて、「私有地は駄目!」というご意見です。
公開せずとも、知りたければ知ることの出来る情報が多いのでは?
逆に、公開されることを快く思っていない方も居るハズだと思います。
(このHPを見なければ、知る由も無いでしょうけど。)
できることなら、完全公開が好きなのですが
私有地ですと、後々、クレームが出る可能性もなきにしもあらずかもしれません・・・。
クレームが出た場合は、個別に対応いたします。
やはり、人家に近いところ・私有地は出来るだけ許可を得て頂きたいと思います。
ただ、「廃」関係趣味等は常人には理会を得がたいものでありますが・・・というか、説明が面倒くさい気がします。
一般的に田舎だなーと思える場所だと、結構おおらかなんですけど、都会は神経質な人が多いですね。
明らかに人家の軒先を通るような場合もありますが、流石に公開写真は配慮します。
叱られたら、ちゃんと謝罪します。
私有地については、公開してはいけない気がします。
まして、このサイトは影響力が大きく、マナーを守れない輩が私有地を荒らして行くことも考えられますので。
そんな馬鹿なことをする奴は、自分の責任で警察にでもお世話になってもらいたいです。
私が紹介したからそこへ行ったと言われても、なぜそこで荒らすのかと問いつめたい。
最後に、実名公開に拘らない意見です。
詳細な事実の公開はレポートの真実性を向上させる物だと思いますが、
あまりにも詳細に「ここの家の角を曲がる」などといった所までやると、
実名報道という問題以外に、例えば危険を伴うような場所でも「そこを辿れば行けそう」と閲覧者に思わせてしまう側面もあると思います。
文字説明のみにとどめる部分を交えるなど、配慮は必要かと思います。
なるほど、確かにそういう危険性もありますね。
現地での行動には私は責任を持ちませんが、出来る限り安全に探索していただきたいという思いはありますから、今後も、十分な注意喚起を行って参りたいと思います。
無用なトラブルを避けて末永く活動を継続して欲しいため、このように思います。
なにより遠くに住んでいますので住所はまったく関係ないといったところが本音です。
私有地以外や配慮すべきを選ばれた方の中で、最も多い意見が、「サイト存続のため」というものでした。
ご心配いただき、感謝します。
大丈夫です。
私はいつかゲンコツを食らうかもしれませんが、サイトは形を変えながら続いていくでしょう。
まさか、不法侵入で懲役刑ということは…ないよね。
…ないよね??
他にも、多数のコメントを頂戴しました。
本設問にご回答いただいた皆様、ありがとうございました。