秋田市

勝平山トンネル南坑口
2002年予定約500m  2002年秋の開通を目指して、工事が続く秋田南バイパスの都市型トンネル。
1998年頃から開通はしていたが、最近までしばらく放置されていた。
秋田市 新屋R13 秋田南BP
2002年内装工事中
黒川の手押し軌道隧道  
1912年頃か推定200m 1900年台初頭、“万石井”として持てはやされ、国内有数の資源規模を誇った黒川油田から昭和町へと走った製油用手押し軌道上に、一本の隧道があった。
その痕跡は確認できない。
秋田市 黒川手押し軌道
99年以前埋没
五百刈沢隧道南坑口 内部 北遠景
1970年頃か約50m  外旭川と上新城とを分かつ低い山並みの鞍部を越える、とても小さな隧道。
通るものも少なく今にも廃止されそうだが、2002年にも、大規模な災害復旧工事を経ており、以外に大切にされているのかも。
お気に入りの隧道である。
秋田市 外旭川市道
2002年現役
五百刈沢(2号)隧道南坑口 内部 北坑口(00年)
1970年頃か約30m  五百刈沢隧道と同じ並びに存在する、外見も規模も瓜二つな隧道。ただしこちらは扁額が無く名称は不明。
すぐ脇に存在していたらしい製油用手押し軌道隧道が廃止された後に、替わりにこちらが掘られたようである。
秋田市 外旭川市道
2002年現役
五百刈沢手押し軌道隧道南坑口の一帯  坑口は埋没か
1950年頃か約200m  古くは、道川地区にも油田があり、土崎港までの手押し軌道が敷かれていた。その路線上に隧道が存在していた。(或いは連続して2本)
過去2度ほど調査しているが、いずれもこの隧道の痕跡は発見できていない。
秋田市 外旭川手押し軌道
2002年埋没
千秋トンネル 北坑口  内部(上り線)  南坑口
1978年約300m  久保田城址の真下を貫通するトンネル。
市外中心部に位置し、昼夜を問わず、ひっきりなしに往来が有る。
県内で最も交通量の多いトンネルではなかろうか。
歴史は意外に古く1978年竣工。
余談だが、幽霊目撃談が多い、土地柄からいって頷けなくも無いが…。
秋田市 千秋市道
2002年現役
手形山トンネル 西坑口  内部  東坑口遠景
1995年276m  2000年に開通した、主要地方道41号線の手形山工区に建設されたトンネル。
近代的な造りで非常に開放感が有る。しかし実際は、かなり湾曲しており、また勾配があり、危険な線形である。
竣工は1995年であるが、区間の開通までの5年間余り、掘ったまま放置されていた。 その当時は、謎のトンネルであったのだ。
秋田市 手形PR41
2002年現役
中ノ沢の森林軌道隧道 この付近に坑口があったはず
1950年頃か推定500m以上  現在のJR秋田駅から、旭川沿いに太平山の懐に深く分け入っていた森林軌道は、全盛期のにはその支線において、峰越の隧道をもって、はるか五城目町の杉沢集落まで伸びていた。
秋田市 仁別森林軌道
1999年埋没
中村トンネル 北坑口遠景 北坑口
1987年107m  扁額も無く、これをトンネルとは思ってなかったのだが、実はれっきとしたトンネルであり名前もある。
トンネル内に歩道が設置されておらず、滅多に自転車で通る機会は無い。
現在使用されていない、将来上り線として利用されるであろうトンネルも既に出来上がっている。
秋田市 浜田R13秋田南BP
2002年現役
一ツ森の送水トンネル 南坑口 南坑口遠景 内部
1965年推定300m  謎の多いトンネルである。
扁額には送水トンネルと有るが、これが正式な名前なのかは不明。
内部には水道管が設置されているが、以前は自由に行き来が出来ていたらしい。
例によって、心霊スポットとして、悪名高い。
秋田市 楢山不明
2001年封鎖
藤倉の森林軌道隧道 南坑口  北坑口は断崖に消える  素彫りの内部
1940年年頃か約10m  秋田市街と仁別を結ぶ自転車道は殆どがかつての森林軌道跡を利用したものだが、この藤倉地区の一部は軌道廃止とともに、本当に廃止されてしまったようだ。
現在では、その先は断崖に阻まれ行き先の無いこの素彫り隧道だが、かつては橋が続いていたものと思われる。
隣り合う自転車道の橋は、その名も『洞門の橋』である。
秋田市 仁別森林軌道
2002年廃止
山手台フォレストパス 東側口  内部  西側口
1998年229m  山手台ニュータウンの造成によって誕生した、都市型トンネル。
造成地の下を真っ直ぐ貫いている。
それにしても、“フォレストパス”とは、一体…?
秋田市 上北手市道
1999年現役
和田トンネル 西坑口跡  現在の切り通し  叢に残る扁額
1961年100m  1998年に切り通しの新道が開通した事を受け、取り壊された。
半世紀近く県都の門を成したが、余りいい話は聞かなかった。心霊スポットとしてのほうが名が売れていたぐらいだ。
実際現役当時、トンネル内のみ歩道が途切れていたし、短いとはいえ無灯、通行量の多さとあいまって、自転車にとっては何よりも難所であった。
秋田市 御所野R13
2002年埋没

現在事業中・計画中のトンネル
秋田港口部連絡トンネル(仮称) 秋田港の向浜地区と飯島外港地区とを結ぶ海底トンネルの計画。
事業は計画段階であり、今後橋梁案が優勢に動く可能性も有る。
計画では、トンネルの延長は1700m、沈埋式で建設される。

秋田中央道路トンネル(仮称)秋田中央道路は、秋田北ICと国道7号線とを結ぶ8.4kmの自動車専用の有料道路計画。
現在そのうちの2kmが、中心街区の地下に建設されている。
その大部分が地下道路(トンネル)であり、完成予定は2009年である。
国内でも余り例を見ない、都市地下高速の出来はいかに?!