山チャリと道具
 


 山チャリには、いくつかの道具が要る。
しかし、絶対に必要となるものは、自転車のみだ。
あとは己の肉体だけで、山チャリは完遂できる。
それが、山チャリの良さの一つでもある。

 しかし、走れば、「あったら便利だな」「あって良かった」という道具が生まれても来る。
ここでは、私ヨッキれんが実際に利用している山チャリ道具を、包み隠さず、公開したい。

 なお、道具名の横にある★印は、私にとってのその道具の重要さである。
★5個は、必需品であり、自転車本体のみだ。
★4個のものは、私の場合、これらを忘れたり失った場合には、旅を中断してでも手に入れる。
★3個以下は、あると便利だがなくても良いものだ。



自転車    ★★★★★ 必需品!自転車

 「山チャリ」であるからには、やはり“チャリ”ありきである。
山チャリを無理やり英語にすると“マウンテンバイク”となるが、別にそれはたまたまである。
だから、ママチャリで山に行くのもありである。

 というか、山チャリの主役だというのに、これ以上薀蓄がない…。
うーーーーん…。
ま、これじゃあんまりなので、私にとっての“山チャリ用”チャリについて。
 まず、変速(ギアのことね)がいっぱいあるとうれしい。
恐ろしい急坂が山にはひしめいているので、変速が少ないことがママチャリで山に行きたくない最大の理由だ。
あと、サスペンションは欲しい。
いろいろ難しいセッティングがあるようだが、とにかく一切手入れしなくても機能してくれるし、効果は絶大だ。
これがないと、砂利道の下りなどは、異様に手が疲れるし、尻の痛みも早く訪れる。
泥除けはMTBの場合、デフォルトでついてないチャリも多いので、ぜひ欲しい。
ないと、ダーティーな道や雨道を通るときに躊躇が生まれ面白くない。
あとデフォルトで付いていないことも多いもので欲しいのが、グリップの外側につけるバーエンドという、いわばハンドルの握り方に変化をつけさせてくれる延長用グリップである。長旅の疲れ予防に効く。
それと、スタンドもあるといいが、私はなぜかすぐスタンドを壊すので、今は付いていない。
ドリンクホルダーと、ギアカバーもあると便利そうだが、私は使っていない、壊れやすいからだ。
ギアカバーがないために、いつもスボンの裾を汚し、切らし、そして、叱られるー!
忘れちゃいけない、でも忘れるのが、ライトだ。
これがないと、夜間は心もとないし、何より、警察官に職務質問を受ける可能性がぐっと高まる。私はもう常連になってしまったが…。
なぜ利用しないのかといえば、電池式のライトって、異様に壊れやすくない?非経済的だし。
代わりに夜間の長距離走で利用するのが、懐中電灯だ。
 そうそう、ひとつ、こだわりがあった。
タイヤであるが、タイヤはスリックタイヤに限ると思う。
私は舗装路を走る距離が長いので、「いかにも私がMTBです!」というようなごっついタイヤは、路面との抵抗が大きく、ペースを鈍らせる。
たしかに、ぬれた路面や凍った路面には注意を要するし、実際良く滑りもする。悪路でのパンク耐性にも不安がないといえば、嘘だ。
しかし、スリックに履き替えて旅を続けてきたが、メリットのほうが大きいように感じている。

 細々とした事を書いてきたが、やはりMTBは山チャリに向いていそうだ。
逆に言えば、サスペンションの付いたMTBなら、どれでもよい。
もちろん、乗りなれたチャリのほうが、ベターだ。

 最後に、こちらに私の「チャリの遍歴」を公開している。
よろしければ、見てあげてください。


パンク修理道具一式    ★★★★ ないと不安!パンク修理道具

 山チャリの最中に最もよく起こるチャリの故障がパンクである。
しかしこのパンク、見慣れたものではあるが、自走を極めて困難なものとする。
山チャリの舞台はそもそも、自転車屋などないところであるから、この故障は実は、致命的である。
となると、このパンクだけは自分で修理できなければならない。
そこで必須となるのが、この道具たちである。

 写真に挙げたものがそれらである。
左上から、パッチシート、インフレーター(携帯用空気入れ)、予備のチューブ、パンク修理セット(中にはパッチと、ゴム糊、紙ヤスリ)、タイヤレバー、予備のゴム糊、自作の袋(何故か“GameBoy”の文字入り)。以上である。
これらの道具さえあれば、パンク修理が一本当たり10分程度で完了するが、夜間など明かりのない場所での作業は困難を極める。
また、パンク箇所の発見には多量の水があると良いが、それがかなわぬ場所でも、時間を要する。(そういう最悪の事態に備えて、予備のチューブを持ち歩くようにしたのだ。)
写真にはないが、ビニールテープも一本持ち歩いている。これは、タイヤ(チューブではなく)のバースト時に応急処置をするためだ。

 いくら気をつけていても、する時はするのがパンクである。
これらパンク修理道具と、修理術を身に着けておくことは、いざというときの備えとなるだけでなく、旅の安心感につながる。
過去に幾度も、旅の中パンクで路頭に迷った私にとっては、その必要度は限りなく★5つに近い4つである。

工具一式    ★★★★ ないと不安!工具一式

 普段は必要ないのだが、いざ故障となると、これらがないと打つ手無しとなってしまう。
マイナスドライバー小、プラスドライバー大、ペンチ、スパナ(2本)、アーレンキー(3本)、チェーンカッターといったものをポシェットに入れて持ち歩いている。
これらを使う場面は緊急時であり、それぞれの道具にはたいてい嫌な思い出しかない。
修理やメンテが苦手な私の場合、何でもかんでもペンチで成し遂げようとするガサツさがあり、これがチャリの寿命を確実に縮めている。
分かっているのだが、旅を故障に邪魔される苛立ちから、つい、グイッ、とやってしまうのだ(笑)。
こだわりは特になく、どの道具も、ホームセンターで買った安物である。

輪行袋    ★★★ 輪行するなら必須輪行袋

 自転車屋で7000円くらいで買った安物の輪行袋を、かれこれ3年ほど使い続けている。
広げたときのサイズが1m四方くらい。薄いビニルシートのようでいて、意外に頑丈で、小さな穴が空いたものの、まだまだ現役。
これは輪行するには必需品であり、なくても電車に乗せることは可能だが、確実に手荷物代を請求されるとおもう。
入れてはいても請求を受けることもあるが、これは止むなしと、あきらめ支払うつもり。実際にはいつもうやむやになっているが。
 チャリを解体して輪行袋に詰める作業はいつも時間との戦いである。慣れたつもりだが、5〜10分は掛かる。
安い輪行袋のせいか、機関部を守るようなギミックは一切なく、格納時に直接デリケートな部分が接地するのは不安がある。
また、私の仕舞い方がうまくないのか、どうしてもハンドルの一部が袋からはみ出す。

 輪行は、もはや私の山チャリの最も重要な移動手段である。
これに欠かせない輪行袋も、私の長距離山チャリの生命線といえる。

デジタルカメラ    ★★★★ ぜひ欲しい!デジカメ

 やはり旅の記録は残したいものだ。
そこで最も役に立つのが、カメラである。
とくにデジタルカメラは、経済的に多くの枚数を撮影できる点、現像の手間がない点、PCとの親和性の高さなど、私の道路取材活動としての山チャリに、最もフィットした道具である。

 自転車本体へのこだわりはさしたるものがないにもかかわらず、ここへのこだわりはある。
まず、画素数は、130万画素相当で十分だ。
実際、より高画素のカメラでも、この程度の画素数に抑えて撮影している。
そのほうが、何かとスピーディーだし、精細さも記録写真としては十分だったりする。
停止せず走行中に撮影することもあるので、手ぶれに対する耐性は高いほど良い。だからシャッタースピードの速さは、絶対だ。
スピード重視だから、機能も単純なほうが良い。
また、激しい振動や、埃や汚れで壊れてもらっては困るので、ボタンなども少ないシンプルな構造のほうが良い。複雑なギミックは故障の元だ。
携帯性に長けた小さなボディがよいことは、いうまでもない。
そのほか、動画撮影機能やボイスメモ機能があると、旅の楽しみも広がる。

 そんな欲求を高い位置で満たしてくれているのが、今の愛機である富士フィルムの「FinePix F401」だ。
このFinePixシリーズを愛用し続けているが、オート設定が賢く、使いやすい。
他のカメラにも興味はあるが、前の機同様、壊れるまでは使い続けると思う。
カメラはいつも、カメラ用のポシェットに入れて、予備のバッテリーや記録メディアと一緒に持ち運んでいる。

サイクルコンピュータ    ★★★ 役に立つサイクルコンピュータ

 サイクルコンピュータとはたいそうな名だが、自転車用の速度メーターと考えてもらってよい。
多くの機種は、ただ速度を表示するだけではなくて、時計の機能があり、そこから導き出される走行距離なども表示してくれる。
多機能のもののほうが良いが、実際に使う機能は余りなく、5000円くらいのものでも十分だ。

 私はここ数年、何度か故障によって買い換えながらも同じ機種を使い続けている。
定番メーカーCATEYEのミドルレンジモデル「AT-100」である。
この機種には、他のどの機種にもない“気圧を計測してそこから標高を割り出す”機能があり、精度はあまり良くないのだが愛用して来た。
この機能のほかは標準的だが、やや大振りなボディはしっかりとしたつくりで、ボタンも大きく使いやすい。
しかし、近年はハンディーGPSの台頭や、そもそも、走行データの記録には余り興味がなくなってきたことあり、装備せずの山チャリも増えてきた。
PCと連動して、より高度な計測を行う機種も出始めているが、まだまだ価格がこなれていない上に、今のところHandyGPSに対する明らかな優位性が見当たらない。それでも、そこがサイクルコンピュータの最終到達点に違いないと思うので期待はしている。

ハンディーGPS    ★★ 便利GPS

 近年市場に現れ、サイクルコンピュータに並ぶ山チャリスト必携の道具との呼び声も高いのが、携帯できるサイズのGPSです。
新しい物好きの私も飛びつきました。
私が買ったのは、PCとの親和性の高い、SONYのハンディーGPS「PCQ-GPS3S」です。
 で、1年以上使ってみて感想は、…うーーん。
これはこの製品に限った問題なのかもしれないが、まず、GPSの命といえる測位性能が、思うほど良くない。
もっと言えば、測位されればその数値は十分に正確なのだが、なかなか測位が始まらない。
多分、小型のボディーから来る衛星の捕捉能力不足なのでしょうが、青空の下、遮るもののない場所を走ることばかりでない山チャリの場合には、ちょっと役不足なのだ。
それに、チャリに固定するパーツは市販されていないので、手持ちか、体に固定するような形になるが、いずれにしても、少しうざい。
手持ちは、特に耐えられない。それなのに、体に固定したり、リョックの中にいれっぱなしでは、ますます測位がうまくいかない。
それと、衝撃で電池が落ちるのも勘弁して欲しい。
全体的に見て、山チャリのようなハードなシーンを想定した製品とは思えない。

 この製品の辛口レビューに終始してしまったが、他のGPSで、問題なく自転車に固定でき、PCとの親和性の高いものがあれば、再び携帯したいとは思っている。
GPSの機能自体は、山チャリといわず、旅全般にとってとても楽しいものだし、廃道トレース・旧道トレースといった、道なき道との戦いでも役に立つだろう。

地図帳    ★★★★ ないと不安!地図帳

 旅といったら忘れちゃならない、地図。
私の山チャリには、お気に入りのロードマップを連れて行きます。
写真にあるのは、左が東京人文社発行の「秋田県広域道路地図 5万分の1」で、右はやはり東京人文社発行の「東北圏広域道路地図 10万分の1」です。
この二つを使い分けています。
 5万分の1のほうは、見ての通り、ばらされています。
ページがばらばらになっているので、必要な部分だけを持ち歩けることが最大の利点です。
年季が入り、あんまりボロくなったので、自分で改造しました。
県道の番号も記載されていませんでしたので記入したし、発見した林道網も全て記入しています。
いわば、自分の山チャリの足跡そのもののような地図です。
県内の規模の小さめの旅に持ち歩いています。
 一方の10万分の1のほうですが、こちらは重量級です。
しかし、その精度は「地形図をおいてはこれを超えるものがない」というほど、高い。
「一般のドライバーが、そこに道があると思い突入すると、むしろ危険」という批判があったのか、現在これほどに細かな林道まで網羅したロードマップはありません。
これは、掲載範囲が非常に広く、規模の大きな旅では、重いのを我慢して背負って走ります。
 いずれも、現在では新版が出ている様子がなく、おそらくは廃刊なのでしょう。
私にとっては、両方とも、宝物のように大切な地図ですが、旅に連れて歩いています。
そのつど、傷み、草臥れてきていますが、使い倒されれば、地図も本望でしょう。

筆記用具    ★★★ なにかと便利

 ボールペンとメモ帳があると、道路取材活動には何かと役に立つ。
林道や隧道のデータを書き写したり、また、次回の輪行用に電車の時刻を記録したりといった場面だ。
ただ、メモ帳は、雨などで簡単に死んでしまうので、それでも良いようなものを使っている。
いずれにしても、サイクルコンピュータ、デジカメ、GPSと記録道具が追加されてくるたびに、次第にその役目は減って来ている。

現金    ★★★★ ないと困る

 お金は、やはり必要になる。
移動にかかる交通費や、食料費が支出の内訳で、出発前にその分は用意して旅立ちたい。
輪行無しで、日帰り1000円くらいだろうか。
輪行すると、5000円を超えることもある。
…最悪、旅先で現金が不足すると、精神的にも辛くなり、旅の続行は困難なので注意したい。

 そうそう、ローソンパスカードは良い!
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食料    ★★★★ 命にかかわる!食料

 私は小食である。
大体、一日に1食から2食しか食べない。
大変にエネルギーをくう山チャリシーンにおいても、それほど食べない。
夕食は家で食べるとして、それ以外、丸一日走り回って、その間に食べるのが、この写真の量くらいである。
これでもちょっと多いくらいだ。
まあ、夏場などは、これでは全然、飲み物が足らないが…。
 小腹が減ったときに、走りながらおにぎりをぱくつくのが基本スタイルで、特に食事時間というものは設けてはいない。
食料の補給には、やはりコンビニが便利である。
いろいろ選べるし、ローソンのおにぎりはおいしいし。

タオル    ★★★ ないと不快

 汗を拭いたり、廃隧道探険で濡れた足を拭いたり、乾いたタオルの利用価値は高い。
夏場は、なんと言っても、濡れタオルが欲しい。
水の滴るほどにぬらしたタオルを鉢巻のようにして、巻いて走ると、結構涼しく感じられる。
水場があるたびに、濡らしなおせば、冷たさ長持ちである。

防寒具    ★★★ 冬は必需品

 晩秋から冬にかけての時期、秋田の寒さは厳しく、終日氷点下という日も珍しくない。
この時期は道路状況も悪く、山チャリには向かないのだが、それでも走るというなら、それ相応の準備がないと凍えに負け、敗走することになる。
 とくに最も寒い1月から2月にかけての時期に走るなら、「ちょっとやり過ぎでは?」というくらいの装備がいる。
私が実践しているのは、ズボン2枚重ね履き(以前はこっそり母のストッキングを拝借したことも…あれは暖かい)、2重手袋、2重靴下、ホッカイロの装着、こんなところだ。
とにかく、手足から不快な寒さは訪れる。徹底防御が必要。
胴体は、漕いでさえいれば暖かくなるし、もしそれでも胴体が寒いなら、やばい状態!

懐中電灯    ★★ 廃隧道の探索用懐中電灯

 これの使い道は主に二つ。
一つは、夜間の走行用に、ライトの代わりに使用する。
もっとも、ずっと使っていてはライト以上に非経済的なので、警察官の多い場所(市街部)や、木々に月明かりの遮られた道などでのみ利用している。あと、自動車が接近してきたときに、安全のため使用することもある。
 もう一つ、廃隧道など、無灯の隧道を探索する際にもあると便利。
というか、なければ探索できない。
最近はこの目的で携行する事が多く、したがって、写真のような大きくて明るいものを利用している。
計画にまったくそういった場所が含まれていなければ、必要ないだろう。

 そんな私が今欲しいのが、ヘッドランプだ。


長靴    ★ 廃隧道探索の最終兵器

 これも、廃隧道探索に利用する道具であるが、冠水や泥濘に支配されたような廃隧道はまれであり、そもそも廃隧道などそうそうないものであるし、いや、それ以前に、そこまで無理して立ち入らないならば、全然必要のない道具。
しかも、にその守備能力は低く、水や泥の浸入を許すことも少なくない。
異様に重いし、水を含むとさらに重いし、かさばるし…。
もっとスマートな防水具が欲しいこの頃である。

 これは、計画に明らかに廃隧道がある場合にのみ、リュックが許せば、携行する事にしている。

替えの衣服類    ★ 余裕があるなら

 濡れや汚れは、山チャリには付き物であるが、いちいち着替えていてはきりがない。
だから、普段は持ち歩いていない。
冬以外であれば、出発時には着用していた衣服の一枚以上が、出発後お荷物となることも少なくないし。さらに替えの服を持つ余裕はない。
ただし、冬場の靴下と手袋の替えだけは非常に有効
これらは、一度濡れると戦意が喪失しやすく、そのうえ、乾きにくいので、替えあると安心感につながる。

雨具    ★★ 天気予報を見て

 この道具については、成功例が余りない。
携行し、雨が降り、着用した、しかし濡れた。
そんなパターンが多いのだ。
それでも、たしかに胴体の保温効果は絶大であり、本降りの場合は必須といえる。
 雨具は上下両方を揃えて持っていくのが基本、特に山チャリの場合ズボンの濡れは、上半身以上に早く訪れる。
あんまり安いビニル製のものは、破れ易いだけでなく、余りに通気性がなく、雨で濡れない代わりに、体が発する汗や蒸気で、雨と同じかそれ以上に濡れることが多い。 持ち込みは禁止だ。
あと、雨具とウィンドブレーカーは、似て非なるものであるから、出発前に気をつけたい。

 わたしは、雨具の重さがどうにも嫌で、出発時に雨でも降っていない限り、もって行かないことが多い。
そして、後悔する…。

携帯電話    ★★ あると便利

 仕事道具として持ち歩くようになったケータイだが、仕事から離れるために行く山チャリでも、やはり、仕事場からの電話は多い。
まあ、山で遭難したときに、ケータイのおかげで助かった事例もあるし、実際、すごい山中でも通じることがあるので、持ち歩いていて損はないと思う。
副次的には、この、「意外なところで通話できる」ことを発見して楽しむという機能(?)もある。
ちなみに、私はケータイにはこだわりがなく、1円とかで売ってる機種にしか興味がない。
Docomoユーザーだが「あいもーど?  は?」という感じだったりする。

他には…    ★ 役立つこともある

 まだ利用する場面には遭遇していないが、ライターを持ち歩いている。
遭難したときに、使えるだろうと思って。

 ハサミと、カッターも持ち歩いている。
過去に何かに使ったことは…、記憶にない。

 ポケットティッシュも、持ち歩く。
チャリを漕ぎ続けていると、鼻水が、でるのだ。…山では垂れ流しが多いが(シモネタごめん)。

 輪行に行くときは、雑誌も一冊持っていくことが多い。
移動中に読むためだ。

過去に持ち歩いたことがある道具    

 これまでに試行錯誤的に利用した道具もいろいろある。
そのうちの一部を紹介したい。

 ボイスレコーダ、MP3プレーヤー。
これらは、いずれも録音する目的で採用したが、録音機能も搭載したデジカメを持ち歩くようになり、引退した。
MP3レコーダーのほうは、退屈な道を走る際の暇つぶしにもなったが。

 保存食としてのスルメ。
もっとも、終わっていた道具。
これを食べながら行った旅は、もう、水分が手放せなくなり、ペースもがたがたになった。
保存食という発想は良かったが、もう少し、薄味のものが望ましいようだ。

 デザートとしてのバナナ・柿。
これもかなりの失敗。
リュック内部での、こいつらの圧死体には、周りの道具が相当なダメージを受けてしまった。
柔らかい果物は、厳禁と知った。

 盗難防止用ブザー。
盗難を恐れたのではなく、置忘れを恐れ、デジカメを入れているポシェットに入れていたのだが、余りにも早く電池がなくなることに閉口。
しかも、考えてみたら、デジカメは置き忘れるかもしれないが、ポシェットごと忘れるこたぁない。
もう利用することはないだろう道具。


 以上ですが、私の山チャリがこれからも進歩するなら、道具もきっと、進歩してゆくことでしょう。
みなさまの、「こんな道具もオススメ」といったアドバイスも、お待ちしております!