私は谷地ノ沢と万助川の間を隔てる稜線に直下まで、荒廃した軌道跡を辿り歩いた。
だが、そこに目指す隧道は無かった。
見落としたのか、それとも埋没してしまったのか。
確証の得られぬまま、私はそこをあとにした。
もはや残された時間は、少なくなっていた。
3号隧道の谷地ノ沢側の坑口を発見できなかったので、次のターゲットは同隧道の万助川側の坑口である。
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