森吉森林鉄道4号隧道の迂回を企て、道なき山中へ入り込んだわれわれは、遂に、湖面を見下ろす半島の突端に達した。
しかし、見渡す限り、湖面を渡る橋は無い。
どうやら、われわれの辿りついた場所は、目指す軌道跡からは、かけ離れた場所のようだ。
ここで今後の探索を協議する。
もちろん、私としては、体力の尽きるまで徹底的に探索を続けたいと思った。
この森を這い蹲ってでも、4号隧道の坑門を、その先の軌道を、発見したい。
そして、3人は重くなってきた足に鞭を打って、歩き始めた。
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