ルートレポート 国道345号線笹川流れ 芦谷 
2003.3.16



   <無理やり2車線>

 鵜泊を過ぎ、道はこれ以上なく海岸線に近付く。
そこが芦谷地区だが、現在ここに集落は無く、無人の通過点である。

 
新潟県山北町 芦谷あしや
2003.3.6 11:04
 芦屋地区に入ると、それまでは殆どトンネルに阻まれ見えなかった羽越線の鉄路が寄り添ってくる。
しかし、再び線路がトンネルに消えると、国道のほうにも異変が起きる。
なにやら、左側の車線(上り車線)のみが、トンネルに入るようなのだ。
意外な展開に、胸がときめくのを感じた。
芦谷セット
 一見トンネルのようなそれだったが、坑門に小さな「芦谷セット」の文字を見つけたことで、どうやらスノーシェードであるらしいことが分かった。しかも、もともとは鉄道用のもののようだ。
しかし、片側の車線にのみ設置されたスノーシェードって、珍しい。
国道を無理やり2車線にした感じがして、面白い。


 内部の様子
 まるでRPGゲームに出てくる神殿の回廊のような、どこか風雅な内部の様子。
延長は300mちょっとある。
この眺めは、ちょっと気に入った。
これまで、どこでも見たことのない眺めだった。

接合部 
 暫く進むと出口が見えてきたが、ご覧のように特徴的な構造で次のスノーシェードに続いていた。
さらに、その出口の向こうには次のスノーシェードが迫っていた。
この写真には、すぐ外を走る対向車線も写っている。

第二芦谷セット 
 もはや、何のためにそこにあるのか不明なスノーシェードである。
国道を2車線に改築する際に、これらを撤去してしまったほうが、何ぼも広い道が出来たと思うのだが…。
謎である。

振り返ってみて 
 なかなかに特徴的な道であることがお分かりいただけよう。
ところでこの国道、かなり無駄にスペースを使っているように思えるが、なぜか歩道はこれっぽちもない。

そして合流 
 そして、元のように国道は一本に戻る。
そこには、一般道路では余り見たことのない『対面通行』を予告する標識が設置されていた。
他の場所で見たこと、あります?

脇川へ

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