本来は深い藪に包まれていたであろう秋田県側笹峠の道だが、いよいよ迫る県道の新設工事に伴う測量士達の踏み跡が、私の峠越えを強力にサポートしてくれた。 そして、県道の終点から2kmを超えた頃、美しき切り通しが現れ、そこが峠であることを、それとはなしに感じるのであった。 いざ、下りである。 果たして、通り抜けは叶うのか?
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