鉄道駅のホーム高さには、おおまかに三種類区分されてます。1.列車用ホーム (一番低く、機関車にけん引される客車用)2.列車、電車用ホーム (客車と気動車や電車のステップ付き用)3、電車用ホーム (一番高く、ステップの無い電車用) ホームのかさ上げ跡見ても、運行列車の歴史が分かります。 尚、廃線跡でホームから線路に降りる場合は鉄道員の降り方があります。手をホームにつき体重を支えて降ります。そのまま降りると、骨折や捻挫の恐れがあります。探索等は怪我のないよう安全に。 過去には磐越西線でステップの無い車両で、特急「あいづ」を運行したところ猪苗代駅が列車ホームの為、客の乗降ができなくて、踏み台を用意したそうです。
地方の駅だと電車とホームの段差が大きい印象があるんですが、その区分によると、とうの昔にステップのない電車が走っているにも関わらず、ホームの高さはかさ上げされていない、ということになるんでしょうかね?
> 地方の駅だと電車とホームの段差が大きい印象があるんですが、> 列車電車ホームは列車、電車兼用なのでステップの無い車両でも段差は階段一段分程で使用可能ですが、列車ホームをステップの無い車両で運行すると50センチ程の段差が発生するので乗降できません。その駅の乗降数や線形(カーブでカントがある場合など)に合わせていると思われます。地方駅のホームかさ上げは、乗降数の多い箇所をする場合と昭和40年代以降にホームを新たに延伸した箇所などに見られます。地方駅はステップの付いた特急型車両も使用するので完全に首都圏みたいな電車ホームにはできないと思います。
旧国鉄の規定だと思いますが、「大学課程 鉄道工学(オーム社 1988年12月)」のP128には、レール上面よりホームの高さは、手小荷物専用および一般列車用 760mm電車およびその他列車共用 920mm電車専用 1100mmとなってました。客車用のホームに電車が停まると、340mmも段差ができるんですね。これじゃあ踏み台が必要になる訳だ。余談ですが、銚子電鉄の仲ノ町駅では、ホームと電車の高さも結構ありますが、ホームにも段差がありまして、最近言われている「バリアフリーなんてなに?」って具合になってます。
>専門的知識ありがとうございます。廃線探索で記録残す上でも、ホーム高さを記録すれば運用列車を想像出来ると思います。ほとんど気動車運行してた線区は電車列車ホームのところが多いようです。