初めて投稿します、いすみ市内住民です。
内房の隧道群に始まった房総レポですが、ここ最近外房方面に触手が伸びてこられて嬉しい限りです。
浜隧道、勝浦側の旧道入り口は某著名人の別荘騒ぎで最近話題に(苦笑)
さて今回の浜隧道レポで触れられた外房線ですが、御宿〜勝浦間は1995年(平成7年)11月26日に複線化されました(上り線を線増)。
その後、東浪見〜長者町間も複線化されましたが、時間短縮効果が低すぎたので、上総一ノ宮〜勝浦間の完全複線化は見送られています。
この複線化工事によって放棄された施設が沿線に2か所ほどあるので紹介したいと思います。
まずはこの区間に隣接した区間の浪花〜御宿間。
いすみ市と御宿町の境の久保トンネルですが、御宿側坑口の海側に旧隧道?の坑口が並んでいます。
この区間は複線化されておらず、電化時(1972年)に放棄されたものかは不明です。
2つ目は、太東〜長者町間の旧夷隅川橋梁です。
ここは、橋梁の前後が複線化の際に高架化されたために放棄されましたが、14年経った現在でもそのまま残されております。
これ以外にも、外房線には土気〜大網付近の旧線(旧大網駅含む)、新茂原〜茂原付近の貨物施設跡などの痕跡が多数残っています。
またの外房探索の機会をお待ちしております!