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コメント
8,323	2011-10-07 21:29:59	/tunnel/kusagi/main7.html	10
数年前、酷道走破趣味の一環で国道152号を茅野から浜北まで１日掛かって走り、夕暮れの気配に追われるように、まだ格下げ工事前の草木トンネルを通過しましたが、よくもまあこんな人里から遠く隔たった山奥に、長く豪勢なトンネルをぶち抜いて……とあ然とした記憶があります。青崩峠のトンネル建設が紆余曲折を伴って十分に進展していないことは以前から知っていましたが、ヨッキさんのレポートで現状の変化や実情を改めて知ることができました。読み応え十分です。 152号は昭和28年の二級国道指定における第一期生で、その当初は飯田－浜松間を結んでいましたが、当初ルートは現151号から東栄町で分岐する今の静岡県道9号を回って二俣まで出てくるルートであり、飯田市－上村－水窪－天竜という現在知られる県境通過ルートになったのは昭和45年のことです（更に平成5年、それまでの256号と一部ルート交換し、上村以北の秋葉街道は152号として中断区間はあれど縦貫する形態を採ったことになります）。 45年の新指定ルートは、佐久間以南はほぼ天竜川に沿って平野部に近い二俣まで下れるとはいえ、今回問題の青崩峠という難所を控えた経路となったわけで、西方の大幅に隔たった別ルートの一部県道降格をも伴ってこれほど大規模なルート変更が行われた決定背景は解せないところがあります。「大方の国道が新潟市と柏崎市に通じる」新潟県ほどでないにせよ、特に昭和40年代から平成5年の最後の新規国道指定に至るまでの、三遠南信地域での山岳狭隘路多数の国道指定は、地図を眺めると奇妙に思われるほどです。「なぜ、これほど山深い過疎地帯にこんなに多数の『酷道』が生まれたのか？」疑問は尽きません。何らかの強い政治力が働いたとしか思われませんが、事情通の方のお話を聞きたいところですね。
8,324	2011-10-08 03:02:31	/tunnel/kusagi/main7.html	10
(´Д`)ノハードよりもソフトにぶれが生じ過ぎたみたいですね。道路行政に携わる人たちに是非読んでもらいたいし、反省とともに将来への糧にしていただきたいです。
8,326	2011-10-09 00:38:59	/tunnel/kusagi/main7.html	10
地図を見て青崩峠ってずっと気になっていました。そしてあらぬ方向へ抜ける草木トンネル。それらの謎がやっと解けました。ヨッキさんのレポはやっぱこうでなきゃ。
8,327	2011-10-09 02:56:06	/tunnel/kusagi/main7.html	10
青崩峠周辺の件は以前から興味があったので、大変面白かったです。所謂B案がもっと早く「発見」されていれば、草木トンネルのような壮大で悲しい無駄は防げたと思われ、それが残念です。ただ中央構造線をぶち抜くトンネルを掘った技術は素晴らしいと思います。
8,328	2011-10-09 08:44:57	/tunnel/kusagi/main7.html	10
地元民です。単にトンネル技術が進歩したから、と思っていましたが、深い事情があったのですね。ただ、草木トンネルができて長野側に抜けるのに精神的負荷はずいぶん減りました。未成道とはいえ、地元には宝の道です
8,333	2011-10-09 21:39:32	/tunnel/kusagi/main7.html	8
地道な調査と大胆な仮説。感動しますね。しかし…本来ならばこのくらいの情報は、行政側が積極的に公開すべき類のもので、こんなふうに周辺を嗅ぎ回って、想像を逞しくしなければ解らないというのは、異常な事なんじゃないかという気もします。あと余談ですが、「トンネルは自然環境への影響が少ない」とはよく言われるようですが、レポート中にもあった地下水の漏出など、人目につきにくい変化の影響ってどうなんでしょうね。大阪府の箕面では、山を貫く長大トンネル工事の影響で、有名な観光資源である[箕面大滝]の水が枯れてしまい、年間数千万だかの電気代をかけてポンプで汲み上げた水を流しているそうですが、湧き水が枯れたことで人知れず滅んだ生態系が、多数あるかも知れませんね。
8,334	2011-10-09 21:41:29	/tunnel/kusagi/main7.html	10
8311で↓と書いた者です。 >兵越峠越えが１５２号の一般国道規格でトンネル穿つならもちっと難易度低かった可能度はあるのかもしれませんね。。国道152号青崩峠区間の一次改築事業の全体構想がしりたいところであります。 15点どころか20点（；´Д｀）はあはあ。これで大凡の謎は解けた感じですね。相変わらず詳細な調査能力，感服いたします。長年の謎が解けてすっきりしました。それにしても一次改築が兵越林道を使うものだったとは。。１．８キロの長大な現代的トンネルをあの林道に繋げるのは(林道の改築を或る程度したところで交通能力に差が有りすぎて)それこそ税金の無駄だったでしょうね。またD案（現道活用案）はあてうま的なルート案かと思ってたけど本気で計画してた時期があったということか。
8,337	2011-10-10 03:06:39	/tunnel/kusagi/main7.html	10
避難坑の内部が気になっていました。通過されるだけでなく、地層や地下水をくみ出す様子まで確認して下さっており大満足です。道路の成り立ちに関しても、一歩踏み込んだレポートが非常に素晴らしいと思いました。
8,340	2011-10-10 11:52:30	/tunnel/kusagi/main7.html	9
8年前にバイクで通った「高速道路」、三遠南信道が取り上げられていたとは、驚きました。いつの間にか一般道に変更されていたのですね。
8,346	2011-10-10 20:44:14	/tunnel/kusagi/main7.html	9
三遠南信道ができたての頃、通ったことがありますが、その後が気になっておりました。こんな秘密というか歴史があったとは。参考になりました。
8,348	2011-10-10 23:12:09	/tunnel/kusagi/main7.html	10
かつてのバブルという時代を今に伝える存在であるのかもしれません。この情熱を、新東名や北海道新幹線に代表される未完成の国幹のために注いでいたなら、今の日本はまた違った姿になっていたかもしれない、と思います。今はこのような姿になっているトンネルにも土木の尊い挑戦があったことを書きつつも、無批判に受容することを決して良しとしない、むしろ(私個人を含め)技術屋がマスコミの使うレトリックであると見なしてできれば目を向けたくない、国費の壮大な無駄遣いであったという事実をあくまで前提条件としつつ、今後の展望すら描く筆致は素晴らしいと思います。
8,349	2011-10-10 23:15:23	/tunnel/kusagi/main7.html	10
さぞかし美味い水だったのでしょう・・・気になりますが、どうかくれぐれも「勝手に水汲みポリタン行列スポット」になりませんように・・・
8,355	2011-10-11 21:39:41	/tunnel/kusagi/main7.html	10
原住民のクセに、草木隧道が『三遠南信』クビになっていた事に気付いておりませんでした。しょっちゅう利用してる道なのに…。なんだかショックなり。
8,363	2011-10-14 00:07:59	/tunnel/kusagi/main7.html	10
現地踏査に加え、トンネルを巡る資料調査も詳細で、とても興味深く読みました。
8,365	2011-10-14 21:57:00	/tunnel/kusagi/main7.html	9
平成3年初めに山王峡経由で草木分校まで行ったことがあります。途中から未舗装の道になり、大変な思いをしました。当時の草木分校は廃止になったばかりで代わりに学校の建物はフリースクールになっていたようで、出てきた職員の方が「不登校になってしまった子達を預かっている」と説明してくれました。校舎の裏山を見上げたら建設中の大きなトンネルが口を開けていて「こんな山奥にあんな大きいトンネル作るのか？」と驚いたのを覚えています。草木分校は撤去されてしまっているんですね。あの当時の状況を考えると、地元の方には草木トンネルは本当にありがたい存在だと思います。もうちょっと質素なもので十分だったとは思いますけど（苦笑）。家から車で2時間半ほどの距離なので、20年ぶりに訪ねてみようかと思いました。
8,394	2011-10-17 13:02:25	/tunnel/kusagi/main7.html	10
この短い区間での渾身のレポートすごいですね!10年以上前に水窪ダム辺りまでは行ったことがありますが、こんなことになっているとはまったく知りませんでした。
8,497	2011-10-29 00:04:07	/tunnel/kusagi/main7.html	10
南信も濃い道がたくさんあるので、ぜひじっくり時間をかけて探索して欲しいですね。中央構造線や三遠南信道がらみでもいろいろあるはずです。個人的には上村、大鹿村あたりのレポを期待します。
8,758	2011-12-01 01:05:05	/tunnel/kusagi/main7.html	10
物件自体は新しい物なので、正直なところあまり期待しないで読み始めました。しかし、逆に普段ならさらっと流す歴史的、社会的バックグラウンドに関する調査と考察が圧巻であり、全文に渡り同等のテンションにて完読しました。都市に暮らしているとほとんど気付きさえもしない、山深い地の複雑な事情が垣間見え、そこに暮らす人々の想いまでも感じさせる、ある意味で新鮮なレポートでした。迷わず満点です。最後に、避難坑の照明は、多分自動では消えないでしょう（笑）
8,988	2012-01-01 22:52:53	/tunnel/kusagi/main7.html	9
はじめまして宮城に住む者です。最近あなたのサイトを見てはまるようになりました。よっきれさんに行ってもらいたい所があります宮城の国道３９８号線にある旧水界隧道があるんですが今度いってみてください
9,155	2012-02-03 00:25:24	/tunnel/kusagi/main7.html	10
50ｋｍポストはどこからかの位置ではなく、暫定開業した際の仮ポストかもしれませんね。それなら切りの良い数字も納得できますし。
9,350	2012-03-14 22:34:03	/tunnel/kusagi/main7.html	9
先日、バイクで青崩峠、兵越峠に行きました。「三遠南信自動車道」と青看板と書かれていたのですが、そんな道路なんかないじゃないか！どこにあるんだよ！と疑問に思ってました。おまけにR474とR152がごっちゃになってる感じがして意味不明でした。しかし、こちらのサイトで謎が解けました。マニアックすぎるので評価は１つ下げて９にしました（笑） http://blog.livedoor.jp/hamamatsushine-bike/archives/3919068.html
9,444	2012-03-27 12:01:27	/tunnel/kusagi/main7.html	9
こちらのサイトに、歩道側の非常電話の状況がレポートされています。どうやらトンネル脇と非常帯のどちらの非常電話も生きているようです。 http://tcodef.blog29.fc2.com/blog-entry-412.html
9,503	2012-04-02 16:24:09	/tunnel/kusagi/main7.html	4
久しぶりにきてみた。むずかしいなこれ。
9,607	2012-04-19 18:16:56	/tunnel/kusagi/main7.html	10
国道１５２号は私が最初に選んだツーリング道です。当時のツーリングマップルでは南アルプスの横にただ一筋の道が南北に連なっていました。朝、茅野を出て高遠から大鹿を走り、しらびそ高原をピストンして兵越峠を下った水窪の奥地に突如現れた自動車専用道に鉄道の旅とは異なった道路の旅の奥深さを痛感しました。その後何度か草木トンネルは利用しましたが、ここ数年通ってなく、一般道になったことを始めて知りました。楽しく読ませていただきました。
9,628	2012-04-23 00:26:38	/tunnel/kusagi/main7.html	10
地元、静岡県から長野県に抜けるルートとして、何度となくバイクで通っています。今度の機会には草木トンネルの中で休憩してみますよ。。。
9,828	2012-05-29 15:40:16	/tunnel/kusagi/main7.html	10
興味深い。実に興味深いです。そしてこの手の無駄がこの国の体力を確実に削っているということにも暗然とします。
9,934	2012-06-11 10:02:04	/tunnel/kusagi/main7.html	10
コンサルに勤めていました。仕事がら道路や河川の構造にみな興味があるのですが、会社にいた活舌の悪いおじさんが「ナンシー。ナンシー」と言っていて、キャバクラ好きだったので今度は外人か？？と思っていたら三遠南信のことでした。あれからどうなったのか・・・パッとした話題にもならず、心の隅で気になっていたのですが。こんな結末を迎えていたのですね。かわいそうに。しかし、ヨッキレンさんのレポは本当に奥が深い。感心＆歓心します。どうぞ生涯現役でレポしてください！
10,178	2012-07-17 12:09:58	/tunnel/kusagi/main7.html	8
おもしろかったのですが、廃道ならともかく管理された避難通路に進入するのはいかがなものかと思います。非常時の避難路ですから照明が点灯するのは当然ですが自動で消灯することは避難終了を確認するまであり得ないことが容易に想像されます。つまり、管理者が照明点灯イコール有事と判断しトンネルへ急行した可能性もあるわけです。あれだけの設備ですから、何かしらのテレメータ通信回線があってもおかしくなく、それに付随する監視カメラもあったのではないでしょうか。その映像があったとしてどう扱うかは管理者次第ですが。
10,319	2012-08-03 17:07:12	/tunnel/kusagi/main7.html	4
内容は非常に良かったのだが、避難坑をそのままにしたのはいただけない。廃道ならともかく現役なのだから関係各所へ匿名でもいいから消灯を依頼すべき。道を愛するのであれば。
10,393	2012-08-13 21:28:25	/tunnel/kusagi/main7.html	9
隧道レポの紹介の所で、国道477号になっているが国道474号の間違いでは?　こっそりと書き換えましょう。あっ！ここで公開したらこっそりにならないか。

8,323

2011-10-07 21:29:59

数年前、酷道走破趣味の一環で国道152号を茅野から浜北まで１日掛かって走り、夕暮れの気配に追われるように、まだ格下げ工事前の草木トンネルを通過しましたが、よくもまあこんな人里から遠く隔たった山奥に、長く豪勢なトンネルをぶち抜いて……とあ然とした記憶があります。
青崩峠のトンネル建設が紆余曲折を伴って十分に進展していないことは以前から知っていましたが、ヨッキさんのレポートで現状の変化や実情を改めて知ることができました。読み応え十分です。
152号は昭和28年の二級国道指定における第一期生で、その当初は飯田－浜松間を結んでいましたが、当初ルートは現151号から東栄町で分岐する今の静岡県道9号を回って二俣まで出てくるルートであり、飯田市－上村－水窪－天竜という現在知られる県境通過ルートになったのは昭和45年のことです（更に平成5年、それまでの256号と一部ルート交換し、上村以北の秋葉街道は152号として中断区間はあれど縦貫する形態を採ったことになります）。
45年の新指定ルートは、佐久間以南はほぼ天竜川に沿って平野部に近い二俣まで下れるとはいえ、今回問題の青崩峠という難所を控えた経路となったわけで、西方の大幅に隔たった別ルートの一部県道降格をも伴ってこれほど大規模なルート変更が行われた決定背景は解せないところがあります。
「大方の国道が新潟市と柏崎市に通じる」新潟県ほどでないにせよ、特に昭和40年代から平成5年の最後の新規国道指定に至るまでの、三遠南信地域での山岳狭隘路多数の国道指定は、地図を眺めると奇妙に思われるほどです。「なぜ、これほど山深い過疎地帯にこんなに多数の『酷道』が生まれたのか？」疑問は尽きません。何らかの強い政治力が働いたとしか思われませんが、事情通の方のお話を聞きたいところですね。

8,324

2011-10-08 03:02:31

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