ミニレポ第120回 福島県道391号広野小高線 

所在地 福島県南相馬市
探索日 2006.12.10
公開日 2007.6.20

日本の廃道」編集部も、東日本大震災の被災地復興を応援しています。

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壮大にくだらないミニレポ!! <導入>

また新しき道の獣が、この山行がを舞台に、その鎌首を擡げようとしている。

 その名は、

 福島県一般県道391号 広野小高線

 おそらく、様々な道路サイトを足繁く通ってきた御仁でも、この名を聞いてピンと来る人はない。

 そう。

ヤツは限りなくマイナー。


 そして、狡猾


ヤツは、一度捕らえたと思っても、決してその全貌を曝すことはない。
何度でもその尾をちぎり、捕らえんとする我々から逃げおおせる。
そして、気付いたときにはもう、ヤツは居ない。 



 ハッキリ言おう。

この道は、カーナビ如きでは攻略できない。

地図を手に、 本当に文字通りの意味で 「地図を常に手にしながら」辿らねば、必ず逃すことになる。


誤解を恐れず言えば、山行がだけが、ヤツを血祭りに上げ得る。
この私のほかに、
こんなくだらない道に最後まで付き合った馬鹿は居ない。


 ヤツの正体。

それは、

 山行が史上最強の、

県道。




 そう。 

これは、永遠のミニレポ。

ミニレポのアドレスには「koneta」の文字が必ず入っている!
つまるところ、伝説の小ネタ。

 始めてしまえば、おそらく20回は続く小ネタ。

余りに長い小ネタ。
長すぎる。 長すぎるぞ。


だからここに宣言しておこう。

レポの文末にレポの点数投票があるが、ここでのポイントの平均が5点を切った段階で、たとえそれが最終回間際でも打ち切り←これはやめました。

ツマラんから早く終われと思ったら、遠慮せず5点未満の点数を入れて欲しい!
なお、変に期待していただいても困るので、最後まで皆さんのお眼鏡に適うような隧道などは一つもない事を、あらかじめ言っておく。




この「伝説の県道」の終点を、

 果たしてあなたは目にするのだろうか…。





 この県道広野小高線は、上の地図を見て一目瞭然の通り、国道6号線と経由する市町村が完全に一致している。
だが、この二本の路線は富岡町で僅か1km弱を重複している他は、完全に別の道である。
しかも、国道が約43kmで結ぶこの区間を、県道は廻りも廻って55km余りをもってようやく結んでいる。
この程度の小縮尺の地図上からは、言うほどに大きな迂回は見て取れないが、そこがこの県道の恐ろしいところであって、追々その状況は分かってくる。

 なぜ、このようなルートがわざわざ県道に指定されているのだろうか。
国道6号とは最も離れている地点でも3kmほどに過ぎず、これだけの長距離を敢えて一本の道で結ぶ意義は乏しいように思われる。
だが、役人というのは色々なプロの弁術を有しており、この道などはまさに 「国道6号の機能を補完」 なんて言えば、物凄くそれっぽく聞こえる。

いや、批判したいわけではないのだ。
実際に、現在の国道6号はこの地方で唯一の縦の幹線でありながら、殆どが2車線に過ぎず、平行する常磐自動車道がやがて開通したとしても、山間部を通る常磐道では少し不便も感じるだろう。
そこで、敢えて市街地を外し、海岸沿いの荒蕪地を多く通る県道391号は、安く改良できる便道となりうるだろう。
そのような状況下にあって、ここは首都のパワーボックスたる一大原子力地帯であるから、自治体にもそれなりに補助という潤いもあるだろうし、危機管理という名目でも“良い道”は必要である。(ならばなぜ未だに常磐道が開通していないのかは問うまい)

ともかく、素人なりにこの道の存在意義は予想できる。(あくまで予想だが、大きく外れてないだろう)
あくまでも現在の県道の姿はダミーであって、将来まともな道を作るためのツナギとして、テキトーな道を、県道に指定しているのだろう。


 さて、種明かしも済んだところで、いよいよ皆様の期待感は低まっていることと思うが、レポートを始めよう。
出発地は終点である小高だ。
私はこの日のために、県道のルートを正確に示している地図を印刷して持参してきた。
この県道を正確になぞるには、正直、市販の10万分の1程度の地図では心許ない。
私は愛用の地図ソフトから全長55km分のルートを約2万分の1の縮尺で印刷してきた。
すると、十数枚にもなった。
こうして出来た私専用の「ヘビ捕獲用MAP」をごっそりとポシェットに忍ばせ、そのうち必要な分だけをハンドルに巻いて、常に握りながら辿ることにした。




 誌面も尽きたので(と一度言ってみたかった)

恐い恐いファーストジャッジの時間です。
今回の<導入>の段階で、「もう先を見るまでもない」と思った人は、遠慮無く5点以下をつけてください。
もしあなたが1点を入れると、この<導入>で9点以上を付ける人は皆無でしょうから、一気に落選が近づくと思ってください(笑)。










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