[掲示板へもどる]
一括表示

  [No.9709] 山手川の道の最後 投稿者:   投稿日:2016/04/04(Mon) 01:02:42
山手川の道の最後 (画像サイズ: 1514×900 637kB)

道路レポート 林道樫山小匠線  (山手川への脇道編3)
http://yamaiga.com/road/kodakumi/main11.html

↑こちらでレポートされないままに終わった、
山手川の道の最後がどうなっているのかが気になって気になってしょうがなかったのですが、
今年の初めに再度南紀に行かれた後も何も追加情報は無いようですので、
行って見てきました。

レポ内の記述に、
「古い地形図の破線の道は、山手川の源流から分水の峠を越えて、現在の小森川にまっすぐ達しているように描かれていた。」
とあるのをヒントに、高野小森川トンネルの小森川側坑口脇から峠越えで進入し、
山手川集落跡まで歩くことができました。

それで肝心の車道の終点はどこだったかと言いますと、
ヨッキれんさんが引き返す事を決めた崩壊斜面を越えれば、
ほんの20メートル前後で明確に車道は終わり、
全長3メートルの古い軽自動車ならば切り返して方向転換できる程度の幅が確保されていました。

その地点から見通せる位置に、林業作業関係らしき山小屋の廃墟があり、
鍋やヤカンなどの炊事道具と、五右衛門風呂が残っていましたので、
山手川が無住になった後も、車道を通って終点まで来て
泊りがけで山仕事をしていた人があったようです。

車道が途切れた先は、幅60センチ前後の徒歩道が、狭い谷の斜面を
へつるようにしばらく続き、その先で谷底の傾斜が緩む場所には
石垣を積んで平場を確保した場所が多数あり、炭焼き釜の跡が複数や、
人道サイズの可愛らしい橋台などがありました。

この徒歩道を見れば、車道の作られる以前の時代にはどんな道を住人が往来していたのか
またその道を改良して車道化する為にはどんな工事が必要だったのかが手に取るようにわかり、
徒歩道とはいえ、むしろ車道マニアなればこそ見ておくべき道だったと思います。

ただし、地形図の破線道が途切れた後の峠越えの道は、植林による環境変化と
使われなくなってからの時間経過の長さのせいで道形がたいへん不鮮明になっており、
特に正面の尾根と峠の稜線と、尾根東側斜面は日当たりが良いせいでシダや低木の
藪が濃く、地面が見えないほどで歩き難いので、古い地図にある道の確認は困難ですし、
(私は藪を避けて尾根西側の日陰斜面を無理くり降り登りしました)
傾斜がきつくてとてもしんどいのでお勧めはできません。
行くなら樫山か小匠から林道を小型オートバイなどで進入したほうがいいでしょう。

ところで、レポート内の 10:25 【現在地】 の画像
http://yamaiga.com/road/kodakumi/map_47.jpg
の撤退地点は間違っていますね。
画像を添付しますが、2つのGPS機器で行きと帰り4つのデータで確認しましたので
こちらで間違いないかと思われます。


  [No.9711] Re: 山手川の道の最後 投稿者:ヨッキれん   投稿日:2016/04/04(Mon) 03:15:39

おお! 
ありがたいです!
地図の修正も、採用させて頂きます。

あのレポート、けっこう好評だったみたいで、私が行かなかった山手川集落裏の山上の神社についても、わざわざ行って状況を教えて下さった方がいました。残念ながら、建物は完全に倒壊して残骸があるだけだったそうです。

こうして、私のレポートの不完全な箇所が、読者の皆さまに補完されるのは、とても有り難いことです。探索しただけで無く、こうして報告を下さったことに感謝します!


  [No.9714] Re: 山手川の道の最後 投稿者:   投稿日:2016/04/04(Mon) 22:28:27
Re: 山手川の道の最後 (画像サイズ: 3314×1324 1.2MB)

恐れ入ります。

> 山手川集落裏の山上の神社について

実は・・・読者コメント欄への書き込みでしたら、それも自分じゃないかと思います。
(山手川への脇道編2)が公開された後、ちょうど休みが取れたので、
(山手川への脇道編3)の公開を待たずに集落跡へ行き、神社跡も見ることができたのですが、
神社への登り下りで疲れてしまったので、
「車道の終点はヨッキれんさんのレポで見ればいいや」
なんて思って引き返しちゃったんですよね。(笑
それだけに余計に道の最後が気になって気になって・・・・・・ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、

神社の状態はいささかショッキングでしたので人に見せるのもどうかとも思いましたが、
せっかくなので車道終点と共に写真を添付します。
終点の写真は右下が車道末端の転回場所で、中央が徒歩道の始まりとなっており、
右の岩陰へ折れて奥の谷に沿って登って行きます。

それではヨッキれんさんも事故の無いよう御安全に活躍なされますよう、お励み下さいませ。


  [No.9725] Re: 山手川の道の最後 投稿者:ねろんが   投稿日:2016/04/06(Wed) 06:33:49

ここ数年遠のいてますがかつては源流奥地へ釣りに赴いて廃虚物件などもよく目撃しましたが、
写真のこの状況にパッと遭遇してこれを神社とは思えないですねえ。
私が過去遭遇した物件の中にもそれとは気付かずに神社とかお寺とかあったんだろうか(笑)などと考えさせられました。
貴重な写真を見せていただいてありがとうございました。