右図には、雄勝峠とその近隣の主要な峠の位置を示した。
国道13号線の秋田山形県境部分には、連続する二つのほぼ同規模の峠があり、それぞれ雄勝峠、主寝坂峠と称される。
このうち、主寝坂峠については、以前旧道のレポートを行っているが、今回紹介する雄勝峠旧旧道は、主寝坂の旧道と同時代の道と言える。
つまりは、主寝坂の現道は、一時改良のまま現在も使われていると言うことだ。(現在新主寝坂トンネル工事中)
また、雄勝峠とは起点を共にする松の木峠は、国道108号線上にあり、こちらの旧道は、かつて私にこの上なく濃密な死の恐怖を与えた、伝説の道である。
図中右下の有屋峠というのは、「序」で少し触れたが、雄勝峠を佐竹の殿様が開削する以前に羽州街道としても利用されていた峠だ。
しかし、こちらは標高1000m近いきわめて険難なもので、いまだ車道の開通を見ていない。
この場所にある県道の終点までのレポートは、ミニレポとして以前紹介した。
と、このように、山行がの歴史に残る幾つもの名峠に囲まれた雄勝峠の、これまでのレポートはこちらである。
これは、旧国道を紹介したものだったが、あの段階では、その旧国道よりも以前に、車道はなかったと考えていた。漠然とだが。
私に、もう二度と行きたくないと言わしめた、主寝坂旧道と同時代の、“三島”の道。
果たしてそれは、現存したのか!?
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