阿仁1号トンネル | 1号トンネル北口 | ||
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1979年 | 601m |
萱草荒瀬間の阿仁川沿いの厳しい地形を、三本のトンネルで一気に貫通する、これはその一つ。 最も南側に位置する一本。 普通に走行していると3本で一つのトンネルと感じられるだろう、スノーシェードによる三隧連接になっている。 実際、ドライバー向けの標識には「阿仁トンネル L=862m」とある。 | |
阿仁町 萱草 | R105 | ||
1999年 | 現役 | ||
なし |
阿仁2号トンネル | 2号トンネル北口 1号トンネル連結部 | ||
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1979年 | 90m |
萱草荒瀬間の阿仁川沿いの厳しい地形を、三本のトンネルで一気に貫通する、これはその一つ。 3本中、真ん中に位置する一本。 暗いトンネル内で、疾駆する大型車に揉みくちゃになりながら、粉塵にまみれた銘標を内壁に見つけることは、なかなか困難であった。 連接された隧道内であればなおさらである。 | |
阿仁町 萱草 | R105 | ||
1999年 | 現役 | ||
なし |
阿仁3号トンネル | 北側遠景 2号トンネル連結部 | ||
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1979年 | 108m |
萱草荒瀬間の阿仁川沿いの厳しい地形を、三本のトンネルで一気に貫通する、これはその一つ。 最も北側に位置する一本。 直線のトンネル内には緩やかな勾配があり、荒瀬側から来るとしんどい。 | |
阿仁町 荒瀬 | R105 | ||
1999年 | 現役 | ||
なし |
阿仁前田トンネル | |||
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1998年 | 642m |
県北の観光シーンにおいて、開通効果が非常に高いと評されている、県道214号線福館阿仁前田線のトンネル。 元はトンネルを供さない廃道化した峠道であったが、今日では“くまげらエコーライン”の一端を担う、重要な観光路線である。 しかし、現道完成後は未実走である。 | |
阿仁町阿仁前田 | PR214 | ||
未走 | 現役 | ||
なし |
板戸越トンネル | |||
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1981年 | 150m |
国道285号線、鷹巣町から比内町へと至る途中にある小さな峠のトンネル。 あまり印象に残っていないが、いたって平凡なトンネルだったと思う。 | |
比内町白沢水沢 | R285 | ||
1998年 | 現役 | ||
なし |
大館能代空港地下道 | 北側口 内部 | ||
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1996年 | 500m |
98年開港のあきた北空港(事業名は「大館能代空港」)の地下をくぐる、主要地方道24号線のトンネル。 地下道と名前が付いているが、もともと峠地形になっていた場所を貫通しており、ここではトンネルとして扱うこととした。 | |
鷹巣町 中屋敷 | PR24 | ||
1999年 | 現役 | ||
なし |
金山黒沢トンネル | |||
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不明(近年) | 約1500m |
秋田県道では最長と思われるトンネル。 1995年にトリオでただ一度通ったきりである。 そのときは、開通からさほど経っていない印象があった。 とにかく、全身びしょぬれで、寒くて寒くてもうどうしようもなく辛かった思い出しかない。 比内町と八幡平を結ぶ重要路線で、開通前は不通の峠だった。 | |
比内町 金山 | PR22 | ||
1995年 | 現役 | ||
なし |
上小阿仁トンネル | 西側口 東側口 | ||
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1986年 | 419m |
国道285号線の秋田峠の前後には、これを含めて4本のトンネルがあるが、もっとも長いものである。 このトンネル、妙に照明が明るい印象があるが、気のせいだろうか?? ちなみに、この区間の旧道には、橋とスノーシェードが残っているが、現在では不通である。 | |
上小阿仁村南沢 | R285 | ||
2001年 | 現役 | ||
なし |
小様トンネル | 小様側 坑口 小渕側 | ||
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1997年 | 463m |
古くは銅の一大産地であった小様地区の入り口に存在するトンネル。 今日では、近代的で立派なトンネルに生まれ変わってはいるが、小様地区の奥はもはや山の在るのみで、すぐに砂利の林道と化す。 通行量は相当に少ない。 | |
阿仁町小様 | 町道 | ||
2002年 | 現役 | ||
隧道探険隊 |
小様(旧)トンネル | つたに覆われる小様側 封鎖された内部 小渕側 | ||
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推定1950年代 | 約80m |
現道の立派な道が開通する以前に利用されていた古いトンネル。 現在では入り口にバリケードが設置されており、車両の通行はできない。 トンネル自体はそれ程痛んではいないのだが、小様側には異常といえるほどにツタが繁茂しており、不気味である。 現道から近く、比較的簡単に探索できるので、オススメ。 | |
阿仁町 小様 | 旧町道 | ||
2002年 | 廃止 | ||
隧道探険隊 |
たたらトンネル | 東側 広々とした内部 | ||
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2000年 | 489m |
主要地方道3号線の、合川町と二ツ井町を隔てる麻生地区は、狭隘な難所であった。
ここが、麻生バイパスとして整備され誕生したのが、このトンネル。 緩やかにカーブを描くトンネル内部は、稀に見るほど広々としており、なんと13mもの幅員がある。 照明の明るいことと、まだ新しいこともあって、これほどに閉塞感の無いトンネルは珍しい。 | |
合川町 増沢 | PR3 | ||
2002年 | 現役 | ||
なし |
千樹里トンネル | 東側口 東側遠景 内部 | ||
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1998年 | 293m |
1998年5月に鷹巣町に開港した“あきた北空港”付近から、同町東部へバイパスする県道324号線「あきた北空港東線」に存在するトンネル。 広々とした近代的トンネルで、坑口の形が特徴的。 | |
鷹巣町 中屋敷 | PR324 | ||
未走 | 現役 | ||
なし |
茶屋庫トンネル | 東側 広々とした内部 | ||
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不明 | 約50m |
阿仁合の市街を山際に迂回する国道105号線阿仁バイパスに供されたトンネル。 非常に短いトンネルである。 少し変わった名前ぐらいしか、特徴は思い当たらない。 | |
阿仁町 阿仁合 | R105 | ||
2002年 | 現役 | ||
なし |
根子トンネル | 東側口 東側遠景 内部 | ||
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1975年 | 576m |
国道105号線から、根子集落へと直結するのが、500m以上の延長を持ちながら幅は4mほどしかない、このトンネルだ。 完成からかなりの年月を経ており、まるで隠れ里のような根子へ通じるこのトンネル自体も、秘密の通路のようでさえある。 しかし、生活道路としてまだまだ現役、それどころか、根子の人々にとても愛されているトンネルなのだ。 | |
阿仁町 根子 | 町道 | ||
1999年 | 現役 | ||
隧道探険隊 |
萩形(一号)隧道 | 南側 南口接写 北側遠景 | ||
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1960年頃か | 約30m |
県営ダム第一号の萩形ダム、ダムサイトの脇にある、県道129号線のトンネル。 かなり痛んでおり、扁額なども無く正式な名称も不明。 一体何時の竣工なのかも不明だが、ダムの完成が1966年であり、その数年前ではなかろうか? かなりの古物である。 | |
上小阿仁村萩形 | PR129 | ||
2001年 | 現役 | ||
なし |
萩形(二号)隧道 | 南側 内部 大迫力の南側(横向き) | ||
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1960年頃か | 約30m |
正式な名称は不明だが、萩形ダム上流の元萩形集落入り口付近の萩形林道にある素掘り隧道。 現在までで私が確認しているものの中では、県内唯一の現役の素掘り隧道である(車道として)。 林道としては比較的通行量の多い道であるが、今後どうなるのだろうか? | |
上小阿仁村萩形 | 萩形林道 | ||
2001年 | 現役 | ||
隧道探険隊 |
羽根山の森林軌道隧道 | 意外に立派な坑口が残る | ||
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1910年頃か | 約10m |
1900年代のはじめごろ、米代川河畔の天神から、阿仁川に、そして途中から小阿仁川に沿って、遥か萩形の奥地まで延びていたのが、森林軌道と呼ばれる鉄道であった。 当時、現在では失われた物も含め、かなり多くのトンネルが存在していたものと推測されるが、そのうちの一つが、ひっそりと、合川町の町道の脇に残されていた。 | |
合川町 羽根山 | 森林軌道 | ||
2000年 | 廃止 | ||
なし |
比立内トンネル | 北側口 北側遠景 南側口 | ||
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1982年 | 315m |
国道105号線を角館方面から北上、大覚野峠を越えて、いよいよ阿仁町比立内に下り立つ寸前にあるトンネル。 特にこれといって特徴の無いトンネルである。 | |
阿仁町 比立内 | R105 | ||
1999年 | 現役 | ||
なし |
ぶな森トンネル | |||
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2002年予定 | 1511m |
ブナ森林道といえば、阿仁町から田沢湖町へと抜ける知る人ぞ知る難渋な長大林道であった。 この峠に、まもなく一本の風穴がうがたれる。 林道の改良としては異例の、延長1500m超のトンネルを以って、最大の難所となる峠の前後を短絡する工事が進んでいるのだ。(はじめは冗談だと思っていた。) 2002年度中に、開通となる予定である。私自身もぜひ、赴きたい。 | |
阿仁町 打当 | 町道 | ||
未走 | 建設中 | ||
なし |
南沢トンネル | 東側口 西側口 | ||
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2000年 | 487m |
国道285号線南沢バイパスに竣工したトンネル。 いたって普通のトンネルであるが、この旧道部分にはスノーシェードが一基残る。 | |
上小阿仁村南沢 | R285 | ||
2001年 | 現役 | ||
なし |
雪田沢隧道 | 東側 西側遠景 | ||
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1930年頃か | 約30m |
天神から萩形まで伸びていた森林軌道の一支線にあった隧道で、現在でも林道トンネルとして活用されている。 自動車用に拡張、改良されている筈だが、既に著しく老朽化しており、将来が不安である。 お気に入りの一本であり、詳しくはリンク先をごらん頂きたい。 | |
合川町 鎌沢 | 雪田沢林道 | ||
2000年 | 現役 | ||
隧道探険隊 |
龍ヶ鼻トンネル | 東側口 東側遠景 内部 西側口 | ||
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1965年 | 200m |
秋田県内の国道7号線では最も古い昭和40年の竣工であり、老朽化が目立つ。 年中なんかの工事(照明工事や坑門の補修など)を行っているようだ。 果たしていつまで現役でいられるのだろうか…? | |
鷹巣町 前山 | R7 | ||
1999年 | 現役 | ||
なし |
鷲ヶ瀬トンネル | |||
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2002年 | 263m |
森吉山ダム工事に伴い付替えられた県道に誕生したトンネル。 | |
森吉町 惣瀬 | PR309 | ||
未走 | 現役 | ||
なし |
現在事業中・計画中のトンネル | |
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日本海沿岸東北自動車道 摩当山トンネル(仮称) |
現在も県内各地で延伸工事が続く日沿道の、 鷹巣IC(予定)と大館南IC(仮称)の間に計画されている、延長3300mの長大トンネル。 2002年現在は地質調査中。 他にも日沿道には、この地域内にいくつかのトンネルが竣工されるものと思われる。 |
森吉山ダム工事に伴う付替え県道のトンネル | 2011年の完成めざし、本体工事が始まった森吉山ダムによって、付替えされる県道に、3本のトンネルが予定されている。 一本は、2002年12月に共用されており、残るは二本。 |