秋田市
2003.5.26

  総  評 
 県都である秋田市は、多くの林道を抱えている。
その分布としては、市の北東の端にある太平山から平野部にまで幾本かの稜線が伸びているが、この稜線上が最も多い。
また、太平山地の前衛といえる、駒頭ノ森一帯にも、多くの林道がある。
総じて、太平山地に属する林道がほとんどであり、他は、南部の出羽丘陵北端に属する林道がある。
整備状況は比較的良く、市街に近いものから、近年、舗装化が進んでいる。
とくに規模の大きい林道としては、畑の沢林道中ノ沢林道があり、それらは県央の代表的な林道といえる。

実走状況だが、私の山チャリ発祥の地であり、思い当たる限り、ほとんどの道に分け入ったと思う。
主要な林道はコンプリートしたのではなかろうか。
よって推定実走率は、95%とさせてもらう。
1 / 南秋田郡_1 五秋林道 南秋田郡にて、紹介
高岡林道  
林道2100m  金足片田にて、県道112号線から分かれ雑木林に分け入ると、きつい上りが始まるが長くは続かない。 標高60mほどの稜線上に達すると勾配は無くなり、そのまま雑木林の中南進、まもなく秋田自動車道を跨道橋で越える。 そのまま下りに入り、民家が現れると、まもなく県道41号線に合流して終点となる。
短く、非常に容易い林道である。
金足片田金足高岡
1999年以前舗装
黒川林道  終点(左)
林道4500m  未だに油田が細々と採油を続ける黒川集落に始まる。採油櫓の間を抜けてゆくと、代わり映えの無い杉植林地に入り、アンプカ沼方面に至る支線と分岐する。道はアップダウンと舗装・未舗装を繰り返しながら、次第に上り基調となっていく。黒川ため池が左に現れると、後は辛い上りがひたすら続く。そのまま2.5kmほど耐えると、畑の沢林道と合流し、終点。
金足黒川畑の沢林道
2000年舗装・砂利
アンプカ林道  入り口
仮設林道2000m  恐ろしいヒルの大群に遭遇した、もう二度と立ち入りたくない林道の一つ。 入り口はチェーンで封鎖されており、砂利の粒も異常に大きいなど、殆ど利用されていない様子だ。 アンプカ沼には道は通じてはいない。
1999年以前廃道
新城林道 起点の上り  リンゴ畑
林道8200m  上新城五十丁の起点は、いきなりすごい直線上り。上新城中学校や松木台温泉を通る。台地上の道となり、リンゴ畑が美しい。石名坂へと降りる分岐と分かれると、後は山岳林道らしく、ヘアピンと厳しい上りが続く。起点から約5kmで海抜200m弱の館山山頂直下。見晴らしがよい。下りも険しい。緑に囲まれた吉田沼溜池の湖畔を通り、小友集落に降り立ち終点。
上新城五十丁下新城小友
2002年全線舗装
小友館支線 (仮称)  
仮設林道約 1000m  新城林道のピークである館山山頂直下の公園より分岐し、山頂にある小友館跡に至る。さらに道は続いているが、下りの途中でブル道となり、不明瞭に。さらに道なき道を進むと、アンプカ沼が現れる。一帯は蛭の超増殖地であり、吸血被害は覚悟。
1999年以前荒れたダート
5 / 南秋田郡_5 新城林道 南秋田郡にて、紹介
白山林道 起点  ガレたのぼり  終点付近
林道2500m  上新城の最奥集落である白山の先、さらに農道を進んでいくと、5本目の橋の先で道は未舗装となる。ここからが白山林道。いきなり大粒の砂利が大変五月蝿い強烈な上り。ヘアピンののぼりを約1km耐えると、後は稜線上に達し、比較的楽になる。しばらく行くと、畑の沢林道黒川林道のダブル基点にて、終点。
畑の沢林道へのアプローチとして通行量もそれなりにある。
上新城白山畑の沢林道
2002年ダート
畑の沢林道 起点  海抜500mを超える峠  断崖絶壁を行く  終点
林道16200m  中ノ沢林道から分岐すると、すぐに険しいヘアピン上りが始まる。ガレた道を3.5kmあまり耐え抜くと、海抜500mを超える峠に達する。ここは市内林道最高地と思われる。この先は下り基調だが、非常に長い道のり。一度白山沢の谷底に降りた後、再び稜線に上り詰めたところで、新城林道と分岐、南秋田郡内を一望できる眺望地を経て、白山林道に接し終点。市内最長林道。
中ノ沢林道白山林道
2002年砂利
北の沢支線 (仮称)  北の沢上部の分岐点(右)  終点部
林道1200m  畑の沢林道中間点付近から、俎山に向けて伸びる支線。非常に急勾配で、荒れ気味。終点は、伐採地跡。
2002年荒れたダート
小又林道 大滝の眺め  春先の荒涼たる終点付近  終点付近からの眺め
林道9500m  小又集落の東の端から入るが、2002年現在ゴミ不法投棄対策として一般車立ち入り禁止中。小又沢沿いに約2km険しい崖を進むと、雨垂沢林道と分岐、この先ヘアピンの上りを経て、名勝大滝に達する。この先は通るものも殆どなく荒れ気味だが、道は長く続いており、分岐点から7kmほど、ほぼ自然林の中を進む。景色は変化に富んでおり、厳しいが楽しい林道。
上新城小又駒頭ノ森中腹
1999年ダート 封鎖中
雨垂沢林道  終点近いピーク
林道 5000m  小又林道から分かれ、沢沿いを長く走る。3kmほどで沢から離れ、急な上りが始まる。上り詰めるとピークとなり、尾根の反対側に景色が移るが、まもなく廃道化。近年、終点部にはたどり着けなくなってしまった。
1999年一部廃道
中ノ沢林道 起点(正面)  仁別沢沿いの道  郡境の峠の上り  峠
林道4800m  仁別林道から、中島橋の袂で別れ、仁別沢沿いを、いくつかの支線と分かれつつ北進、途中の川原には温泉の源泉がある。約4.6kmで、畑の沢林道と分岐し、ここを境に、あとは九十九折の急な上り。2.2kmで郡境の峠に至る。その先は、西側斜面特有のじめじめした下り道。銀の沢林道分岐点で、杉沢林道と接し終点。全線は県道15号線の不通区間となっている。
仁別林道杉沢林道
2001年荒れたダート
油沢林道 分岐点  終点部からの眺め
林道2000m  中ノ沢林道起点より約2kmの地点から、駒頭ノ森東面に上り詰める林道。急な上りが続き、一気に高度を上げる。終点はある企業の植林地であり、その場所からの秋田市方面の眺めがよい。
1999年砂利
中ノ沢支線他無名支線あり  終点部
仮設林道約 2000m(計)  油沢林道のほかに、2本の支線がある。いずれも、中ノ沢林道の東側に延びる短い林道で、終点部から廃道化が進んでいるのも共通点だ。
1999年一部廃道
10 大作沢林道 起点(左)
林道2800m  仁別上台にて、県道15号線から分岐し、細い沢に沿って北上する。この起点部のみ県道のバイパス工事に伴って舗装されている。すぐに道はガレたダートにかわり、厳しい上りが続く、2kmほどで地図上にも描かれた長滝に最接近するが、よくは見えない。さらに高度を上げるとまもなく廃道化し、標高250mほどの地点で、それ以上沢を遡れなくなり終点。
仁別上台長滝
1999年以前荒れたダート
11 湯の里林道 終点  峠付近からの眺め  峠  起点(右)
林道8500m  近年は全線が舗装されており、走りやすく、かつ楽しい。
県道15号線から別れると、すぐにヘアピンカーブを交えた厳しい上りが始まる。緩急織り交ぜ上りは約4km続く。峠付近からの眺めはよい。切り通しの峠の先は、急なヘアピン下り。北ノ又沢林道との分岐点を過ぎると、道は沢なりとなり、次第に緩やかになる。しばらく走り、湯の里の集落が現れると、終点。
上新城湯の里山内藤倉
2000年全線舗装
北ノ又沢林道  分岐点(左)
湯の里林道1000m  目立つ標柱の立つ分岐点から入ると、舗装された非常に急な上りが始まる。300mほど耐え抜くと、谷間の道となる。余り道は長く続かず1kmほどで、突如終点を迎える。将来延伸するのかもしれない。
1999年以前砂利
市王子林道 (仮称) 分岐点(右)  起点  厳しい上り  終点で再び合流(右)
仮設林道2600m  湯の里林道の起点付近から分かれ、一旦、廃村市王子へと向かう、集落直前で仮設林道を示す標柱があり、道は二手に分かれる。左の急な上りがこの林道で、以降、再び湯の里林道に合流するまで、ひたすらに厳しく荒れた上り。
2000年廃道寸前
12 道川林道 起点  自己最高速度を記録した坂  道川大滝  滝の先(春先)
林道3200m  記念すべき、私がはじめてチャリで走った林道。 道川集落の最奥にある大滝温泉から林道は始まる。かつて悶絶したほどの上り、1.5kmほどで峠。その先、今度はヘアピンの連続する下り坂。下りきると道川大滝が落ちており、その直前で分岐する砂利道が本線。この先は薄暗い沢沿いの道がしばし続き、最後にはコンクリ舗装の急登で一気に湯ノ里林道に駆け上がる。
上新城道川湯ノ里林道
2002年舗装・砂利
愛染林道 起点  峠の切り通し  完成したばかりの下り坂
林道4000m  湯の里林道の起点から1kmほどの地点で分岐し、北上。杉林の中の上りを1kmほどで、稜線に達する。しばらく稜線上を走るが、下り始まると後は一気に、県道41号線に面した家の下集落に至る。新設線だ。
2002年砂利
イブリ一号林道  
林道500m  道川大滝の近く、管理棟の近くから北に延びる短い支線。
沢に沿って500mほどで終点となる。
1999年以前ダート
イブリ二号林道  
林道500m  道川林道から分かれる支線の一つで、道川大滝のさらに上流の薄暗い沢を遡上する。
しかし短い。
1999年以前ダート
13 長田林道 起点(左)  噂の『じゅうよんぱー』  溜池から見る大滝山
林道2400m  かなりの回数通った林道。『じゅうよんぱー』と恐れられた、厳しい上りが特徴。長田にて県道15号線から入る。いきなり目を剥くようなひどい上り、これが15.8%の傾斜だ。しばし耐えると、溜池が現れる。ここを過ぎると再び急な上り、大粒の砂利がしんどい。峠の先は急な下り。東大台林道との分岐が終点であり、この先は湯の沢林道を経由し道川に至る。
添川長田湯の沢林道
2001年砂利
湯の沢林道  
林道1000m  道川の愛染園の脇の小道が入り口。早速厳しいコンクリ舗装の登りが始まるが、間も無く砂利道となる。僅かな距離で長田林道と接続し終点となる。
2002年砂利
東大台林道 起点  見通しのよい稜線上  合流点(終点)
林道1700m  県道41号線の添川〜道川間の峠道から分かれ、稜線上をしばし走る。緩やかに上るが切り通しの峠を過ぎると、非常に急なくだりで、一気に長田林道に合流し終了。
2001年砂利
南沢林道 (仮称) 待入跨道橋  閉じたゲート  県道からの入り口(左)
仮設?3000m  外旭川南沢のゴルフ練習場の脇の道をしばし上ると、秋田自動車道を跨道橋で超える。その先も道は続くが、閉じたゲートの先はススキが道を覆っていて、廃道。我慢して進むと、産廃処分場の脇を通り、県道41号線に合流。東大台林道はすぐ近く。
2001年一部廃道
14 松原林道 途中の景色  終点
林道1500m  山内松原に有る補陀寺のすぐ脇、今では朽ちて消えてしまったが、林道の標柱が立っていた。その道に入ると間もなく上りが始まり、藤原藤房の墓が現れる。さらに道は続いており、いくつかの短い支線との分岐を経て、広場になった終点に至る。短い林道だ。
山内松原大滝山東斜面
2000年砂利
15 羽黒林道  
林道7100m  藤倉開拓に標柱が設置されている。舗装と未舗装が混在した林道だが、比較的通行量があり、整備されている。羽黒山の緩やかな稜線上に長く伸び、ところどころ、見晴らしのよい場所もある。長さの割りに容易で、かつ気持ちのよい林道である。終点は、太平八田で、県道28号線に秋田道のガード下で合流する。
山内藤倉開拓太平八田
1999年舗装・砂利
16 木曽石林道 (仮称)  
林道3700m  県道232号線三吉神社の脇の道を入る。1kmほどは舗装路だが、道が二手に分かれるところで、砂利道に変わる、左は支線で。雑木林の中をあまりアップダウンもなく続くが、約2kmで大畑林道と分岐(左)、この先、非常に荒れており、廃道。それもそのはず、約1km先、かつて仁別の市道と合流していた地点は、市道の改良工事時に切り離され、不通のままである。
太平木曽石仁別(合流不可)
1999年一部廃道
大畑林道  
林道2800m  藤倉開拓を、羽黒林道の起点を通り過ぎてさらに進むと数件の民家があり、その先がこの林道。あたりの植樹はまだ新しく、景色はひらけている。いくつかのアップダウンを経て、木曽石林道に合流、後半に行くほど荒れてくる。
1999年砂利
17 二手ノ又林道  
林道2600m  仁別から太平に抜ける市道のピーク付近から、東に伸びる林道。別荘地の入り口から入る。少し行くと標柱あり。その先は延々前岳西斜面に挑む。間もなく太平山スキー場「オーパス」のゲレンデと幾度も交錯。スキー場営業時は、ゲレンデに吸収されている。厳しい上りだが、ゲレンデ上端の少し先で、森の中終点。憶測だが、古くは木曽石林道と一本であったと思われる。
仁別オーパス上部
1999年砂利
18 金山滝林道  
林道6400m  県道232号線の終点近い金山滝が起点、約3kmの峠越えで小黒沢川に至る、この区間の途中に矢櫃沢林道との分岐がある。間もなく、目長崎林道と分岐、本線は川沿いに3.5kmほど緩やかに下り、農地が増えてくると終点、県道28号線に合流する。よく整備された林道で、通行量もそこそこある。
太平木曽石太平寺庭
1999年全線舗装
目長崎林道 (仮称)  
市道4800m  金山滝林道から入ると直線的な上り、間もなく広大な牧草地が現れると、後はしばらく直線。その先も時折牧草地が現れ、雑木林とアップダウンが繰り返される。飽き始めたころに、急な下りが始まり一気に目長崎の旧県道に合流、終了。
1999年全線舗装
矢櫃沢林道 (仮称)  
仮設林道3500m  終点部の標高は500mを超えていると思われ、だとしたら市内最高到達点となる、もう一度詳しく調査する必要があるだろう。とにかく、仮設林道らしいひたすらに異常な造り。勾配のためチャリを降りざる得なかった道のひとつだ。超高難度といってよい。
1999年極めてダーティ
19 五百刈沢線 (仮称) 五百刈沢隧道  杉林  切り通し
市道1500m  秋田道のインター工事のため集団移転し廃村となった五百刈沢集落、この道はそこを通る。秋田北ICの脇の舗装路を入ると、間もなく秋田道をくぐる。脇には、集団移転の記念碑が建つ。ここから急な上りが始まる。間もなくトンネル。狭すぎるトンネルをくぐると、杉の森、廃田、切り通しと、目まぐるしく景色が変わる。再び下って、男鹿田の集落に脱出し、終了。
外旭川上谷地上新城男鹿田
2002年全線舗装
深川線 (仮称) 無名の隧道  隧道の上部を抜ける急な新道
市道1700m  五百刈沢隧道の1kmほど東の山中にあるもう一本の隧道。その前後の道は、狭い農道である。高速の工事に当たりその存亡も危ぶまれたはずだが、一部は高速の側道として利用されることとなり、生き延びた。最近、隧道を短絡する道が作られた。
2002年全線舗装
20 黒沢林道  
林道3000m  大平黒沢の館越集落の旧県道から砂利道が北の山中に伸びている。しばらくは田んぼの脇を走る。次第に谷は狭まり、林道らしくなってくる。沢筋を約2.5kmで道は仮設林道のようになり、荒れている。最後は急な上りで、行き止まり。
太平黒沢−−
1999年以前砂利
21 上皿見内林道  
林道2400m  皿見内沢に沿ったこの道は、かつては大平山登山のメジャールートであった。しかし、近年新たな、より便利な登山道が生まれると、次第に通るものも無くなり、現在ではすっかり野に還ってしまっている。林道はこの失われた皿見内ルートの序盤に重なるのだが、はじめは農作業用に利用されているらしい林道も、進むと次第に不明瞭となり、2kmほどで、進めなくなる。
大平山谷−−
1999年以前一部廃道
22 谷川林道  
林道5100m  古くから太平山登山の本道として親しまれている野田コースを辿る林道。比較的通行量があり、路面もしっかりとしている。野田集落で県道から入ると、しばらくは長閑な田圃道、次第に谷が狭まり2.2km地点で、道は3本に分かれる。中央が本線だ。その後も太平川源流に沿った険しい道が続く。起点から4.5kmほどで、急な上り、まもなく終点。その先にはさらに登山道が続く。
大平山谷野田登山口
1999年以前砂利
無知志沢林道  
林道500m  谷川林道が中盤で3本に分かれる分岐で、左の道がこの林道。間も無く太平川を渡り、無知志沢沿いを遡上する。余り利用されておらず草がはびこっているが、そう長くなく終点となる。
1999年以前砂利
無名支線  
仮設林道3200m  太平林道にはいくつかの支線があるが、起点から3.1km地点に始まる支線がダントツにハードだ。そもそもが仮設ということで、険しいのだが、その上、凄まじく廃道化しており、さながら獣道。しかも、終点は不明瞭である。もう走れまい。
1999年以前完全廃道
23 上北手林道 (仮称)  
市道2500m  秋田市東端の上北手地区は、低山帯となっている。住宅地がかなり深くまで存在するが、沢筋を結ぶ形で、いくつもの小さな峠道が存在する。ここに挙げた道もその一本だが、どれも林道というイメージではなく、郊外の静かな車道である。かなり古い秋田県の林業の広報誌に、確かこの名の林道が載っていたと思うが、現在それがどの部分だったのかは、不明。
上北手小山田上北手猿田
2000年全線舗装
24 国見山林道 起点  途中の景色  見通しの良い稜線上  終点
林道10000m  標高112mに過ぎない国見山だが、その山域は南北に長い。その稜線に沿って貫くのがこの林道。国道7号から入ると、まず上って梅林園(公園)、稜線に登ってまもなく石田坂林道分岐(左)、しばらく走って国見山山頂直下を通り、小山林道分岐(右)、すぐに長浜林道分岐(左)、アップダウンを繰り返しつつしだいに下界へ、キッカリ10kmで県道240号線へ合流。終了。
浜田下浜名ヶ沢
2000年全線舗装
石田坂林道 (仮称) 起点付近からの眺め  穏やかな砂利道
林道3000m  秋田南大橋からも白いタンクが目立つ、市の水道施設から入る。沿線は新奥の細道(遊歩道)に指定されていて、アップダウンも少なく、松林の道は、林道の険しさとは無縁だ。途中、石田坂大堤の湖面が眩しい。最後は稜線上で、国見山林道と合流。
2000年砂利
小山林道 合流点にある標柱
林道3900m  豊岩小山の県道65号線から入る。4kmほどの全線を使って僅か100mほどの高低差を埋めるだけであり、緩やかな道。砂利道だが、走りやすい。途中、溜池の脇を通る。最後の方には急な上りもあるが、長くは続かない。山頂直下で国見山林道と合流。
1999年砂利
長浜林道 合流点
林道1600m 唯一国見山林道から、海側に降りる支線。標柱のある分岐から入る。いきなりすごい下り坂。一気に標高0m近くまで降りる。あたりは集落からは一山越えた田園地帯。林道はここで終点だが、舗装路を進むと、2kmほどで長浜の国道7号線に合流する。
2000年砂利
25 中ノ沢林道 起点  合流点(終点)
林道1800m  県道244号線の名ヶ沢から、南東方向に鮎川沿いに伸びる市道は、いくつかの集落を経て、雄和町や岩城町との境をなす山地に突き進んで行く。 3kmほど進むと、農地も疎らになる。深川に標柱があり、この先が中ノ沢林道という。始め、暗い沢地を進むが、途中から見通しの良い急登攀となる。一気に上り詰め、県道44号線に合流し終点。ちょうどそこが境界線だ。
下浜名ヶ沢県道44号線
2002年全線舗装
26 青長根桧沢林道 建設中の林道(遠方)
広域基幹林道13000m(予定)  下浜羽川の珠林寺の脇から入る、はじめから砂利道で上りは長い。稜線上に至ると、まもなく青長根林道と合流。1999年当時、このあたりまでは新設されていた。この先の道はしばらく、先ほど合流した青長根林道と重複するようだが、最終的には、これまで一切の交通が無かった、岩城町道川まで延長される予定。岩城町側も工事が進んでいる、こちらも参照されたい。
下浜羽川岩城町 道川
1999年開通との情報あり
青長根林道  
林道2600m  青長根桧沢林道とは、起点が重なる。正確には、起点は同じ場所だが、向かう方向が異なる。しかし、再び合流し、後は一本となる。というか、新設の青長根桧沢林道に吸収されてしまうのだ。僅か3km足らずの独立部分は、狭く急な上りだ。
1999年以前ダート
無名支線  
仮設林道1000m  実は、広域林道の開通を待たずとも、岩城町へ抜ける術がある。それが、この稜線上の荒れた支線を経て、岩城町側を稜線まで延びている柏木長根林道に合流するという方法だ。ただし、その間僅か500mほどだが、林道は通じていない。
1999年一部廃道
27 仁別林道 起点(右が仁別林道)  見事な天然杉林
林道9200m  県道15号線の終端となっている仁別中島橋分岐点、ここを右折し、目の眩むほどの中島橋を渡ると、仁別林道だ。天然杉の美林が眩しい山岳林道で、走っていて楽しい。7kmほどで国民の森があり、ここで務沢自然研究路と合流する。さらに奥にはダートも残る、2.7kmほど旭川の清流に沿ってすすむと、大平山登山最大の基地である、旭又園地に至る。その先に車道は無い。
仁別中島橋旭又登山口
2000年舗装・ダート
砥沢林道 起点
林道4400m  仁別林道最大の支線。おっかな橋の袂より入り、一山越えた中ノ沢林道とよく似た、広々とした林道がしばらく続く。2kmほどで支線が右に分かれる。この先は一気に道は狭まり、勾配も厳しい。終点付近は来る者も無い様で荒れている。
1999年以前ダート
大荒沢林道 起点  危険度MAX!  遥かなる上り  切り通しで終点
林道3000m  仁別林道、国民の森間近から標柱のある入り口。沢伝いの部分が無く、いきなり本番。一気に高度を上げ、旭川の巨大な峡谷の対岸にそびえる太平山の主峰が美しい、大好きな景色だ。終点は標高500m近い。
2000年砂利
28 務沢自然研究路 荒れた道  終点付近には吊橋も
自転車道5500m  県道401号線(雄和仁別自転車道)の一部で、旭川の清流に沿って、かつての森林軌道跡を辿る道。変化に富んだ景色は、並行する仁別林道より少ないエネルギーで通行できるメリットを差し引いても、魅力的。ただし、近年荒廃が進んでおり、専ら通行止めとなっている。アスファルトから雑草の伸びた現状も、また、魅力的だ。
旭川ダム仁別国民の森
2002年荒れた舗装
29 松沢林道 入り口は舗装  途中にある鯉の養殖池  終点
林道2000m  太平の県道232号線から入る。300mほど先の保養施設までは舗装だが、その後砂利道。杉の植林地の中、見通しは利かない。1kmほどで、小さな沼がありここで右に支線が分岐している。この先は上り調子となり、標高192mの羽黒山の中腹まで登ってゆく。最後まで杉植林地で風景は面白くない。終点付近は稜線上にある羽黒林道と100mも離れていないが繋がってない。
太平八田羽黒山
2003年
砂利
無名支線 終盤はこんな道
林道1500m  鯉養殖池から右に分岐する林道で、1kmほどは普通の砂利道だが、そこから稜線に登った後は進路が変り、道も仮設林道並となる。 終盤は強引にブルで拓いたばかりの道であり、まともに通行できない。稜線に登る前に引き返した方が良い。
2003年極めてダーティ
30 新山林道 畦道から始まり(右)  狭い道を経て  畦道に終わる
林道1500m  太平中関地区の田んぼから南側の山林に分け入る狭い道がある。この道は殆ど利用されておらずクモの巣が張っているが、500mほどで一山越えて、下北手寒川地区に至る。ここからさらに細く続く田んぼの合間を縫って東に伸び、田んぼの終わりと共に終点となる。農作業などに利用されているのだろうが、現地に林道らしい物は何も無く、畦道と区別が無い。
太平中関下北手寒川
2003年
砂利
31 井関沢林道 右が入り口  そして…  もう何がなんだか…地獄だ
林道2500m  太平山カントリークラブがある井関沢のさらに奥深く、河辺町と境を成す稜線付近にまで続く道。入り口から500mほどは畦道。分岐点があり右折すると本線、左折はカントリークラブへ抜けていたが、今は封鎖されている。本線は間も無く廃道化。この先約2kmの道程は、ひたすらに泥と植物にまみれた物となる。終点は幾多の沼を越えた先にあり、そこまでの道は獣道に等しい。
太平井関沢――
2003年
廃道(沼)

未走の主な林道