※ このレポートは長期連載記事であり、完結までに他のレポートの更新を多く挟む予定ですので、あらかじめご了承ください。
2011/1/3 15:14 《現在地》
隧道発見!
ありやがった!
『トワイラ〜』によって、現在地から推定10km以上も先の観音経や深沢周辺に、数本の隧道が存在することは把握していた。
したがって、同じ路線の他の場所に未知の隧道が存在しても不思議はなかったが、実際に見つけた衝撃は当然に大きかった。
現存する橋と隧道の発見は、林鉄探索の華である。まして、こんなに訪れにくい(と思う)場所での発見となれば、喜びはひとしお。
「やった!やった!やった!やった!やった!やった!これを見てくれー!」って、小躍りしたいくらいには嬉しかったぞ。
しかも、その発見された隧道の外観が、私好みの強烈な厳つさを全く隠していなかったのだから堪らない。
険しい岩場を貫く隧道に似つかわしい、荒削りすぎる外観!大好き!
もし、道の先にあるのでなければ、自然洞穴と見紛うばかりの苛烈な姿だ。まあ、崩れて変化した部分もあるやもだが。
だがしかし!
直前に関門!!
この場面、もしかしたら写真だと危機感が伝わりづらいかも知れない。
だが私は見た瞬間に、「とても嫌だな」と思った。
ここから隧道まで20mほどだが、そこに至る路盤の全体が大量の堆積物に埋没していて、45度くらいの急斜面と化していた。そしてその表面を大量の落葉が覆っている。そのため、本来の斜面の状態が全く見えないのである。
それがとても恐ろしい!
もし、隠れている斜面が、濡れた腐葉土とか、柔らかい砂地であれば、このくらいの傾斜は全く問題にならないほど簡単だ。
しかし、よく締まった凹凸の少ない斜面だったり、濡れた苔に覆われた岩だったりした場合、踏み込んだ瞬間、大量の落葉を抱いたまま一気に滑落する可能性は小さくない。
大事に至ったことはないものの、過去にこういう場面での小滑落は何度も経験している。
それに、もしかしたらここにも狭い獣道があるのかも知れないが、落葉が多すぎて、その微妙な凹凸が全く見えない。
獣道の微妙な凹凸が隠れている場所で、知らずにそれを踏み外すことも、非常に危険なことに思われた。
とはいえ、何より決定的な恐怖の原因はこれだ(←)。
この眼下の状況を見てほしい。
滑り落ちた先が、悲惨すぎる!
この斜面でうっかり落葉を抱いたまま滑り落ち、路盤の数メートル下を越えてしまったら、あとはもう意思を持たない肉片に転ずるより道はない。九死に一生ということが、まるで期待できない。
大量の落葉で隠された斜面は、この圧倒的にクリティカル(致死的)な高さと組み合わさって、とても大きな恐怖を生んでしまった。
とりあえず試しに突入し、もし滑ったらルートを変えてやり直し。
落ちた先が“ある”ならばそれで良かったが、ここでそれはあまりにも、リスキー。
ならどうする?
危険を承知で足を踏み入れるよりないではないか。
いつだって、引き返すという選択肢はもちろんある。
だが、一歩も足を踏み入れないまま、ただ引き返すのはない。
そこまで安全に全振りするなら、そもそも早川を徒渉したりなんかしていない。
落葉の斜面に足を踏み入れ、安全に越せるのであれば越え、そうでないと判断したら、墜落によって危険を実証する前に引き返す。それしかない!
決意して、突入したあと思ったが、これは慎重に行動して大正解だった!
恐れていたとおり、落葉の斜面の下に隠された地面は硬く締まっていて、爪先を噛む感触が乏しかった。
だが、十分に警戒心を持って、足元の落葉を蹴り払いながら、先を確認しつつ進むのであれば、大丈夫。進めた。
もうここまで来れば大丈夫。
1分ほどで、斜面を突破した。
眼前に隧道が口を開けている。
しかし、ここまで来ても、危機的状況はあまり変わっていない。
なぜなら、もしこの目の前の隧道が貫通していなかったら、迂回は到底不可能だから。その場合、路盤へ登りはじめる前からやり直しになるだろう。
そんなことは覚悟の上だが、だからこそ、ここは仏心を見せて欲しい……。
もしこの隧道を抜けられないと、改めて反対側の坑口に辿り着ける気が、正直しない。
ここから見える景色は限られているが、そんな予感がするのである。
左の写真は、坑口前で直上を見上げて撮影したものだ。
やばい険しさ。
道がなければ、絶対に越えられないし、帰られない地形である。
隧道が穿たれている濃い灰色の岩盤は、縦に積層したような独特の層理を持っている。
これは層状チャートという地質らしく、太古の海底で水平に堆積したものが長い年月を経て陸化し、さらに激しく褶曲し、ここではとうとう直立しているわけだ。
南アルプスの3000m級の山頂にも、この海底由来の岩石が散見されるそうだから、この場所にあるのは不思議でないだろうが、それにしても恐ろしげな外見。まるで鬼岩城。
頼む!貫通!
15:15
よし貫通!
だがこれは、驚くべき林鉄隧道だ。
まず、短い。
隧道の全長は10mないくらいだ。
それなのに入る直前まで出口が見えなかったのは、厳密に正面に立っていなかったことと、そもそも出口付近が崩れていて、開口部が非常に小さくなっていたためだ。
でも通り抜けられるっぽいのでOKだ! よっし!!
この隧道の最大の驚きポイントは、狭さ!
いまだかつて、林鉄用の隧道で、これほど小さな断面のものを見た記憶がない。
実測値ではないが、高さ2.2m、幅2.0m程度ではないだろうか。
林鉄用の隧道は見慣れているので、見間違いとは思えない。明らかに際立って狭い。
完全な素掘り隧道で、断面の形は半円より四角形に近かった。
洞床は落葉に埋れているが、軽く調べた限り、枕木やレールはないようだ。
早川流域で、このような小断面の素掘り隧道……。
これを見て当然のようにイメージされたのは、この前日と当日の午前中まで探索していた「左岸道路」の隧道達だった。
もっともあそこは発電用水路の工事用道路(もしかしたら軌道が敷設されたことはあったかも知れないが、軌間は林鉄よりも小さかっただろう)であり、断面のサイズはさらに小さく人道としか思えないくらいだった(レポートでは高さ2m幅1.8m程度と判断している)し、大正末から昭和初期の短期間利用ということで時代も少し異なる。全体として、早川林鉄(奈良田以奥)以上に低い規格だったかと思う。
とはいえ、地形条件や風景、荒廃の度合いなどは似通っていて、同じ地域にある強烈な廃道・廃線として両雄をなす(いや、二大汚点…汗?)ものと思える。
当たり前だが、隧道の断面が小さければ、大きな車輌や大量の荷物を載せた車輌が通れないので、輸送力が低下する。
一般に林鉄用の隧道は、同じナローゲージである鉱山鉄道の隧道と比較して、断面が大きい傾向があり、特に高さは大きくなりやすい。
これは、木材が岩石よりも軽く嵩張ることや、形状的にたくさん積み上げて運びやすいためであるが、逆にそうしないと鉄道の建設や運転経費を利益によって回収できないおそれは高くなる。
右図は、昭和28(1953)年に林野庁が通達した『森林鉄道建設規程』に掲載されている、2級森林鉄道の隧道標準断面だ。
高さ3.35m、幅3m(洞床幅2.2m)という数字が出ており、全国の国有林森林鉄道の隧道は、この断面より大きいことが求められた。
早川森林軌道は国有林森林鉄道ではないし、そもそも通達以前に廃止されているので関係ないと言えるが、普段見慣れている(国有林の)林鉄隧道と比べて明らかに小さいのは、こうしたデータからも窺い知れる。
もっとも、山梨県営の林鉄隧道はどれも小さかったというわけではないようで、例えば西沢林鉄の隧道などは、国有林林鉄にひけを取らないサイズがあったと思う。
おそらく隧道の断面の小ささも、早川林鉄の奈良田以奥が大変な不成績に終わった原因の一つだろう。
このような林鉄として異常と思えるほどの小断面隧道は、間違いなく輸送力の限界を低い所に止めたはずだ。
「導入回」で解説したとおり、たった3年の現役期間(昭和18〜20年)に運び出された原木の総量はわずか3万石という記録がある。
普段から木材を扱っている人でなければ、3万石という量にピンとこないと思うが、換算すると約8400㎥となり、これは標準的な25mプール(420㎥)の20杯分に相当する。
何年もかけて敷設した林鉄の総輸送量としては全くお話にならない量だと思う。
ぶっちゃけ、余りにも輸送実績が薄すぎて、未成だったんじゃないかと疑われても反論できないくらいだと思うが、終点付近ならまだしも、かなり下界に近い所にあるこの隧道は、間違いなく3万石分の運材トロが、3年ほどのあいだ、上り下りをしたはずだ。もっとも、プール20杯を埋め立てる程度の量なんて、普通の林鉄なら1ヶ月もあれば輸送できそうな気はする…。
まあ、原木だけでなく、奥地で働く人員や、彼らの生活物資なども運んだだろうが…。
短く小さすぎる隧道には、現役時代の空気感を閉じ込めておける容積がない。ほとんどただの岩の切れ目をすり抜けているような、寒々とした印象しか持てなかった。外観はかっこいいけどな。
層理に沿って縦に崩壊した開口部は、本来の天井より少し高い所に、屈んで通過できる程度の大きさで存在する。
中から垣間見る外は、どう見ても穏やかな森の中ではない。
下手したら、第二歩目は踏み出せない立地なのかも知れない。
だとしても、この隧道の発見は大きな成果だ。
戦々恐々と意気揚々の中間的心理を取りながら……、脱出!
15:16 《現在地》
傾斜やべぇ!
大量に積もった落葉の色が、良くも悪くも、険しさをカモフラージュしている。
それに樹木の強さよ。こんな急なのに、結構太い木々が辺りを森のように見せ
てねえだろこんなの!森には見えん。崖だ!崖!
振り返る坑口前。
隧道前にも増して、凄まじい落葉の量だ。
うっかりすると太腿まで浸かる。
下が平らに近いなら別に怖くはないが、崖の縁で下が抜けたら即死だ。
登山家が雪庇を踏み抜くが如し。さすがに落葉は雪庇のように張り出すということはないと思うが…。
いずれにしても、よく地面が見えないことの気持ち悪さは大変なものだった。精神的にスゴくキツい。
……こんなくらいの場面で恐れ、立ち止まっていたら、たぶん、お話にならないんだろうな…。
そういう感じの難易度設定なんだと思う。
昨日と今日の「左岸道路」に続き、この早川林鉄である。見慣れてしまった。
たぶん、早川、あるいは南アルプスの周辺山域は、標準的な場面の険悪さの基準がおかしい。
言っておくが、この目の前にある“ちょっとした土の斜面”だが、この踏み跡の見えない3mばかりを越えるのが、簡 単 に 命がけだ。
うっかりスリップすれば、その一度のミスで、私の冒険は終わってしまう可能性は小さくない。
15:18
この狭い斜面を歩き続けるのか!
もうずっと、ずーーーっと緊張し続けなきゃなんねーんだな。
まじで、精神の疲弊がやばいかも。
これは どうしような?
さすがに…、これ以上進むのは、行動が綱渡りすぎない…?
15:20
先が見たいだろう? みんな。
たぶんまだ誰も明かしていないこの先を、見たいと思う。
私は、凄く見たいよ。ここまで来るのに苦労した分だけ、きっと他の誰よりもね。
この林鉄には、個人的に大きな思い入れを持って臨んでいた。
それに、もとより簡単な探索になるとは思っていない。
だからこそ、私にしては珍しく、“偵察探索”なんていう周到なことをやってみたりしているのだ。
難しい探索になるという覚悟はあった。
ならば、「怖い」という気持ちを理由に撤退するのは、自分で自分を納得させ辛いよな…。
撤退するにしても、私には技術的に進めないという、そっちの納得が欲しいよな。
やせ我慢の類なのかも知れないけど、前進を続行した。
そして、冷や汗を垂らしながらも、どうにか前回の最後の写真の狭い回廊状になった傾斜路盤を乗り越えて、いくらか落ち着けそうな場所に着いた。
まあ、この先もまた険しそうだが……。
15:21
次は、これか…。
もともとは桟橋でも架かっていたんだろうか。
それとも、崖際に石垣でも築いて回り込んでいたのか。
どちらにしても、ここを越えるのは、簡単じゃなさそうだよ…。
ただ…、越えることができれば、その先には切り通しが見えており、
一番険しい部分はここで終わりなのかも知れない。
ここさえ越えられれば……。
そんな予感は、しないでもなかった…。
希望的観測でしかないのかも知れないが…。
(→)
ここだよな、問題は…。
路盤の途切れた距離は、ほんの2mほど。
でもその2mが、途轍もなく恐ろしい。
そこには、大量の落葉に埋れ、地形の形状や深さがほとんど判らない、亀裂のような谷が横切っている。
不用意に足を踏み入れたら……、
チェンジ後の画像で見下ろしている、“死亡確定の滑り台”へ連れて行かれる可能性がある。
とても地味な絵。
でも、命がけのステップ確認作業中。
ここの嫌なところは、路盤が途切れたところへ足を踏み入れる一歩目のステップが、路盤より50cm以上低い位置にあることだ。
トラバースでは登るよりも下る方が遙かに怖いものだが、この肝心の一歩目のステップが大量の落葉に隠れていて、実際に足を乗せてみるまで深さとか形とか広さとかが、まるで判らないのである。
えいやっと、これを運否天賦で踏むのは、当然恐ろしすぎる。
だから、まずは路盤の縁に腰掛けて、そこから足だけをブラブラさせて大量の落葉を蹴り落とす作業をした。
端から見れば、気色悪い幼女じみた動作だったろうが、大量の落葉を退かすには、それ以外に方法がないと思った。箒があったら便利だろうなと初めて廃道で思ったが、実際に持っていたら邪魔で仕方ないだろう…。
……というか、廃道探索では定番である晩秋から積雪前のシーズンが、この林鉄の探索時期としては、良くないようだ。
ここに気付いたのは、偵察の大きな成果じゃないかと思う。本探索は春期にしようと心に決めた。
多すぎる落葉のせいで余計に怖い思いをしていると思うし、時間もこうやって浪費しているわけで、いままでは鉄板だと思っていたシーズンだが、これは考え直すべきだ。
(→)
15:25
落葉を蹴っても蹴っても上から砂みたいに補充されるので、完全にステップを露出させることは早々に諦めた。
相当に浅くなったところで、全ての体重をステップへ移す、勇気の一歩を踏み出した。
そして安定を確かめてから、続く二歩目、三歩目も、同じように落葉を蹴り散らして徐々に進んだ。
ここの落葉の下に隠れていたのは、大体が岩場であり、落葉を退かさずに通るのは危険だ。
慎重に時間をかけて正解だったと思う。
到着して3分後、どうにか突破できて、振り返って撮影。
私が踏んだ跡が、濃い茶色で残っている。
谷をぶ厚く埋めていた落葉を、この短時間で軽トラ半台ぶんくらい崖へ落としてやったと思う。
おかげでだいぶスッキリしたが、写真だと余り伝わらないかな(笑)。
つうか、振り返って見てもひんやりする景色だ。
頼むから、ここを戻るってのは勘弁ですよ。
15:25 《現在地》
よっしゃ!
橋頭堡確保!
切り通しは、遺構としての見栄えがあって嬉しいものだが、いまはそれよりも、谷側に転落防止の壁があることが、本当に嬉しいな。
ここで一息ついていこう。
で、「セーブ」がしたい。
もともとゲーム大好きだった私は、難所を越えるとこういうことをすぐ考える。
……本当にセーブが出来て、このあとミスったときにリセットしてやり直せたら、どんなに良いだろうな。生まれ変わったら、廃道TASさんになりたいよ。
なんてふざけたことを言ってないで、行くぞ、この先へ!
まるで地獄の釜の縁。
なんてところを歩かされるんだ……。
ゆとりが、全く無いじゃないか!!!
本当に怖い。
落葉の堆積すら許されないらしい、爪先刺さらぬ、硬く凹凸の乏しい斜面。
傾斜はほどほどだが、うっかり転がったら、1mで死の崖へのダイブ確定。
転倒時に運良く引っかかって死を止めてくれそうな要素が、ほとんどない。
5mおきくらいに生えている細い立ち木だけが、唯一の頼りだな。
でも、もし路肩のすぐ下が浅い水面だったら、
こんなの鼻唄交じりで歩ける斜面でしかない。つまり―
物理的には、行けると確信している。
なら行くぞ! 歩ける確信があるんだから!
確信があっても行かないなら、もうそれはただの臆病だ。
この段階に、自分の怖さへの耐性の限界を認めてしまったら、
これよりずっと奥が目的地となる「本探索」が出来ると思うか?
思うに、恐怖の大小とは、原因となる動作の難しさよりも、動作の安全率と、より大きな相関がある。
難しい動作でも、安全が担保された環境であれば、それほど恐怖を感じないだろう。
だが、簡単な動作でも、ちょっとした不運や紛れで死にかねないとなれば、とても怖いものだ。
だからこそ、安全率を上げる努力、例えば命綱を使用することには、
長時間の探索で、心の安寧を保ち、精神の疲弊を避けて、
結果的に安全に探索を成功させるための技術となるのだろう。
それは理想だ。現実はどうだ。
行けると思うのに、こんなに怖いってことは、きっと私には荷が勝る道なんだろうな。
だから恐怖に打ち勝ちながら進むなんていう、精神主義を要求されているのだと思う。
……冷静に考えれば、そうなんだけど……、でも今は、
行け!
ここに至っては、もはや冒険は避けがたい!
…耐えた。
この先も幅の狭い回廊状通路だが、平らなのでだいぶ安心。
そしておそらく、この険悪な地形の折り返し地点というべき“尾根の先端”は、近いと思う。
ここから見える前方の景色、特に対岸の位置が、尾根の先端に近いことを思わせる。
尾根の裏側の地形も険しいかも知れないが、地形図的には、こちら側よりマシだ。
頼む! このまま行かしてくれー…。
15:27 《現在地》
!!!
高巻きは、絶対に無理。
……………
………
(!!!)
(おっと! ヨッキれん選手、動いた!)
(これは、この動きは……!)
15:30
ここでついにタオル投入〜!
ヨッキれん選手、ギブア〜〜〜ッップ!!!
なんでよりにもよって【この柄】のタオルで探索していたかは不明だが……。
踏破断念。
ここさえ越せたら、たぶん尾根の突端までは行けるんだろうけどなぁ。
この地形の感じだと、隧道が他にまだあるかも……。
……さあ、引き返そう。
目的の偵察は、確実に大きく進展した。ここが通れないと判ったことの意味は大きい。
あとはこの成果を持ち帰ることを専念しよう。
撤退開始!
生きて帰ろう!
なお、ここまで読んだ皆様は、私が大変に無茶をしているように思うかも知れませんが、
はっきり言って、2011年頃の私は、今よりも全然無茶が出来ていたと思う。
これを書いている2022年の私では、もうできないことだと思う。
実際にそういう場面に立たないと、断言は出来ないけれども……。
15:34
帰り道のなかで、カメラを構えながら歩ける(レンズは覗いていない)
比較的に安全な場所で、少しだけ動画を回してみた。
全体的な高度感、落葉の多さ、空気の静けさなどを、感じて欲しい。
15:49 《現在地》
生きてここまで戻ってきたぞ。
這々の体だ。しかも、薄暗くなってきてる。
お読みいただきありがとうございます。 | |
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